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「家忠日記 五」を読む 14

(散歩道のユリ)

「家忠日記 五」の解読を続ける。

 天正十五年(1587)亥十二月
 十二月小
一日 丙辰 浜松まで帰り候。
二日 丁巳 深溝まで帰り候。竹谷へ備後、煩い聞くに、寄り候。
三日 戊午 殿様、岡崎に御座候。人を越し候。内勘解由所にふる舞い候。
四日 己未 
五日 庚申 

六日 辛酉 善五左衛門所に振る舞い候。永良へ網引かせに越し候。
七日 壬戌 仕立候、網引かせ候。鯉七十五本、鮒五十枚。
八日 癸亥 同網引かせ候。鯉六十五本、鮒三十五枚。
九日 甲子 家康様、西尾へ越し候。
十日 乙丑 家康様より、御鷹の雁、給い候。

十一日丙寅 
十二日丁卯 
十三日戊辰 
十四日己巳 
十五日庚午 会下へ参り候。

十六日辛未 雨降り。
十七日壬申 
十八日癸酉 家康様、西尾より岡崎御越候。
十九日甲戌 家康様、駿河へ帰られ候。
廿日 乙亥 雪降る。そけいふる舞い、岡崎久悦も越され候。

廿一日丙子 会下。順透へふる舞いにて越し渡り、とうこへ越され候。
廿二日丁丑 
廿三日戊寅 永良へ網引かせに越し候。鯉五十本、鮒三十八枚。
廿四日己卯 吉田歳暮にて、人を越し候。
廿五日庚辰 

廿六日辛巳 
廿七日壬午 
廿八日癸未 会下へ参り候。
廿九日甲申 夜、雨降る。


 天正十六年(1588)亥正月
      小年丗四
 天正十六戊子正月大
一日 乙酉 家中衆礼日。
二日 丙戌 会下へ参り候。
三日 丁亥 太郎右衛門ひとり候。供煎茶候。
      駿州へ御出仕、聞きに、飛脚を遣し候。
四日 戊子 雪降る。
五日 己丑 駿河、酒左衛門督所より、来る十五日已前(以前)に、
      駿府御普請越し候え候由、申し来り候。

六日 庚寅 永良へ網引かせに越し候。鯉二十本、鮒百五十枚捕り候。
七日 辛卯 来十五日の御普請、相延べ候由、吉田小五郎所より申し来り候。
八日 壬辰 雨降り。会下東堂様、大洞より越されて、ふる舞い申し候。
      岡崎久悦、野田吉太、礼に越され候。
九日 癸巳 岡崎、本田作左衛門所へ、礼に越し候。
      中嶋おその池にて、網を引かせ候えば、廻りより舟を押さえ候。
十日 甲午 会下にふる舞い候。岡崎作左より、‥‥藤国、使いを越され候。
      安藤太左衛門礼に越され候。鵜殿藤助殿、雪吹与右衛門親子、礼に越し候。
      竹谷金左より初鯨越し候。
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