咲ちんのパパ上日記

子育て日記のはずがいつの間にやらラーメンとツエーゲン金沢とマンガのことを書いてます。

地元を好きになるにはゴール裏を目指せ「サポルト! 木更津女子サポ応援記」

2016-08-18 22:22:22 | マンガ
サッカー漫画ってふつうは選手が主人公ですよね(ジャイアントキリングは監督のタッツミーが主人公だけど)?
ですが応援する側のサポーターが主人公の作品があるんですよ。
それがコミック アース・スターにて連載中の「サポルト! 木更津女子サポ応援記」です。
先月単行本の1巻が発売されました。

舞台は千葉県木更津市。
この街の高校に通うムー子こと室町花子は地味で中庸な女子高生。
さびれた駅前やDQNが荒ぶるこの街が嫌いなムー子は卒業したら東京の大学へ行こうと思ってます。

そんなある日、駅前で自転車を盗られて荒れている同じクラスの佐橋風夏と目が合い自転車ごと拉致られます。
着いた先はサッカースタジアム、学校の問題児風夏は地元サッカークラブのサポーターだったのです。
しかも幼い頃からの筋金入りのゴール裏サポーター、そのままムー子もゴール裏へ。
ムー子は独特の雰囲気に驚きますがだんだんとその空気に呑まれていきます。

しかしチームは敗戦。
風夏が応援する木更津FCはかつては1部リーグで優勝もした名門でしたが今では2部で低迷している貧乏クラブ。
今季も開幕から0勝8敗2分と厳しいシーズンを迎えております。
そういや今年のJ2でそんなところがありましたなあ(ry

そしてクラスにサッカーの母国イギリスから熊倉あゆみが転入してきます。
帰国子女のあゆみは生まれてから転勤族の父のもと各地を転々としてきたので"地元"とよべるところがありません。
またイギリスはサッカー観戦というとフーリガンのイメージのとおり女の子が安心して観戦できる環境にないためすっかり木更津FCのサポーターに。
仲良くなったムー子・風夏・あゆみの3人はアウェイに遠征したり風夏の幼なじみでありライバルクラブ幕張SCサポーターの綿貫里穂らとフットサル対決をしたりと少しずつサポーターとしての楽しさを見つけていきます。

とにかくこの作品は某J2クラブサポの私の琴線に響きました。
「好きになるには理由はいらない」とか「ゴール裏は世界一あきらめの悪い場所」とか名言がポンポン出てくるんですよ。
それもそのはず、作者の高田桂先生は東京ヴェルディのサポーターとしてゴール裏に出没しているくらいサッカー好き。
サポーターの気持ちをよくわかってます。

またタオルマフラーを上下さかさまに掲げたりとかチャントの歌詞間違えて歌ったりユニフォームの値段が高いのに驚いたりとかサポーターあるあるなネタも盛り沢山。
サポーターやってる人なら受けること間違いなし。
サッカーに興味ない方もぜひ読んでみて地元のサッカークラブに興味を持っていただければと思います。
なお単行本帯の推薦文は村井満Jリーグチェアマン、記念PVのナレーションはアビスパ福岡サポーターでおなじみの人気声優田村ゆかりさんと超豪華!

余談ですが私、単行本をアウェイ戦の帰りに買って一気に読んじゃいました。
勝ち試合の帰りだったからこうやってブログ書きましたが負けた帰りだったらどうでしたかね?
たぶん書いただろうけどw

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