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今年は一番ひどい年かもしれない

2020年08月24日 | くだものの生産者

 

  長い長い梅雨の締め括りは最上川の氾濫を招いた山形の豪雨。その後、8月2日にようやく梅雨明けが宣言され、強い陽射しと日中の暑さがやってきました。この8月上旬の山形の旬は桃。その一番手は、とろける果肉と甘さが自慢の「あかつき」。雨がなくカンカン照りが続いたときなど、驚くほど甘くなるのです。ここまで耐えてきたのだから「雨よ降るなよ、雨よ降るなよ、」と祈りつつ、桃はぐんぐんと着色が進んでいきました。
「今年はいつもよりも収穫が早いかもしれない」と阿部さん。その通りに収穫は前倒しになり、みなさまからいただいていたギフトやご自宅用の別便の出荷がはじまりました。その数日後に「全部出せるかわからなくなった」「今年は一番悪いかもしれない」と阿部さんから連絡が。例年より早く収穫をはじめたのにも関わらず、大きいものから順にやわらかくなって出荷ができない桃が多発。どこも同じ状況。 不足は、次の品種のまどかに切り替えながらも、これでも不足し、次の川中島へ変更でここまできました(変更の方ありがとうございました)。
 設定では硬めの小玉を中心にしながらも阿部さんの桃は底をつき、前半は地元の提携生産者で対応し、後半にはもうどこも無く、急きょすももに変更しました(毎年楽しみにされた方、、欠品等申し訳ございませんでした)。
 これからの桃「川中島」は、ここ数年、落果が多かったため、今年は実を多めに残し、今のところ落果が少ない状況。今週から軟化を避けて硬めの小中玉をお届けして対応します(やわらかめがお好みの方は4~5日追熟させて)。別便の方も規格より小さくなることも想定されますが、どうかご容赦ください。
 今週は晴れ間が続きそうです。夏の旬、桃、そして野菜を楽しんでいただけるように生産者一同、最善を尽くしていきます。
 まだまだ暑さが続くかと思われますがお体に十分お気をつけてお過ごしください。

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