白煙を上げる水しぶき、これは水にアミノ酸と木酢液を混ぜわせた栄養液です。
「この水圧でナスの根元に灌水すると、弱っていたナスがモリモリ元気を回復するんだよ」写真の構図を変えて何回も噴射してくれます。その直後、「あ、壊れた!」と米山。
急いで駆け寄ってみると、ホースの先端が水圧で漏れています。止め口のところのホースが腐食しわずかに亀裂が入っていました。「これはちょっと大変だな、ホームセンターでは直せない、農協の修理センターかな」今日は平日、でもお盆に入っています。農協が休みとなると修理は月曜までお預けです。残念ながら作業は中断です。
貯水タンクにつないだホースも、もう25年使い続けています。農場内にある農機具類は軽トラックを始めトラクター、ユンボ、手押し除草機などなどすべて中古で購入しました。
二台ある軽トラックなどは古すぎて4WDが効かず急カーブの山道をゆっくり走らなければならないほど。昔世代の米山はなんでも大事に使う、修理もできるだけ自分でがモットーです。
修理の技術を覚えるのは、修理屋さんの手元をじっと見る、こうして原理原則を呑み込み、あとはできるだけ自分で直す。楽しくもあり、経済的でもあります。
こうして格安な価格で購入した農機具類も大事に使い続けています。
翌日からの作業では収穫を待つ野菜たち、ナス、夕顔、カボチャ。これから出番のくる穂ニラ、秘伝豆、里芋などに栄養液を葉面撒布し、留め具のジョイントを直してナスに土壌灌注を施します。大きく実をつけてきた栗林にもたっぷり葉面撒布を施しました。