【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

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雪中甘藍(せっちゅうかんらん) 河北町・高橋さん

2013年01月23日 | やさいの生産者

 先週は関東でも大雪。雪はこりごりだと思いますが恩恵も。「このキャベツは春キャベツと違って葉肉が厚い。その分甘味が強く感じるね。ロールキャベツにしたら最高。」と河北町の高橋さん。キャベツは雪の中でじっとしているだけでなく、デンプンを糖に変え、タンパク質をアミノ酸に変えて自分の身を守っています。だから甘味と旨味のある味になります。高橋さんのところでは冬の収入をあげるために雪室野菜の作付け割合を多くしたそうです。その理由は、原発事故により仲間が福島から避難してきたからでした。浪江町で農業をしていた畠山さん。親戚が山形県寒河江市にいたので、「あのあとまっすぐこっちに向かった。」「高橋さんとは25年前から農業を通じての知り合い。受入れてくれ助かった。」今後は中学、高校、専門学校に通う3人の子供たちの進路次第ということですが「雪国の農業は福島と全然違う。でもがんばっていきます」と明るい笑顔を見せてくれました。


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