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山形山の冬支度

2021年11月22日 | ホーテロ村「山形山農場」

 よい天候が続いた晩秋の11月8日、山形山農場の山道を歩くとカサコソと落ち葉を踏む音が響きます。今年もここの畑でたくさんの野菜を育ててきました。
 春一番は山菜のアマドコロから始まり、ニラ、ウルイ、枝ブロッコリー、キャベツ、ナス、夕顔、コリンキー、枝豆、ニンニク、落花生、イチゴ、栗とさまざまなドラマがあり味わいがあり、楽しみと「口福」を与えてくれました。クマやイノシシとの共存も念頭に対策も。
 ライターの菅野幸子さんが初めて山形山を訪れ「天空の聖なる畑」と名付けてくれた頂上の畑で、米山は土を肥やし畑を耕してきました。ボランティアで手伝ってくれる「虹色クラブ」のメンバーや定植から収穫までを手際よく支えてくれるスタッフたち。どのパートが欠けても成り立たない広い畑の農業。こうした支え手に感謝して今年の農業を仕舞います。
 この日は最後の作業に虹色クラブのメンバーが勢ぞろいし冬支度にかかります。米山と菅野さんはキノコのハウスの撤去。特別なキノコの「能登てまり」の栽培場所です。直射日光を防ぐための遮光ネットを外し、来年も使えるようにたたんで仕舞います。
 後藤さんと鳥海さんは運搬具やトラクターの整備、清掃して格納します。
 温暖化による適地適作の変動に揺れる農業ですが、30年にわたり肥やしてきた農地を守りよい作物が穫れるよう知識を蓄え、くる年も励みます。
 晩秋の山形山は穏やかに時を刻み、心も穏やかにしてくれます。

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