今回は、山形市椹沢で菊芋とアピオスを栽培している岡崎さんの畑を訪ねました。岡崎さんは若い頃、ひどいアレルギーに悩んだことがきっかけで食を見直すようになったそうです。スナック菓子や甘い炭酸飲料をやめ、食生活を変えたところ症状が改善したことで「人間の体は食べたものでできている」ことを実感。以来、サラリーマンとして働きながら本やセミナーで食と健康について学び、見識を深めてきました。
そんなある日、知人を通じて菊芋とアピオスに出会ったことで、農家を継ぐ決断をしたと言います。「栄養価が非常に高く体に良い、そんな素晴らしい食材を無農薬で作り、健康を願う人たちに届けたい!」という情熱に突き動かされたのです。
菊芋にはイヌリンという成分が含まれており、血糖値の上昇を抑え、中性脂肪を分解する効果があると言われています。アピオスはイソフラボンやサポニンなどミネラルバランスに優れており、インディアンのスタミナ源とも言われるほど栄養があります(※どちらも食べ過ぎには注意してください)。地方ではまだあまり知名度がありませんが、食への意識が高い都市部では、希少な健康食材として人気が高まっています。
「私もこの野菜を食べるようになってから体調が良くなったという実体験があるので、自信を持っておすすめできます。」
腸は第二の脳といわれるぐらい大事だといわれますが、菊芋とアピオスを食べることで腸内フローラ(腸内細菌叢)が活性化されるそうです。“良いものを少しずつ”日々の食事に取り入れることで、結果的に体質改善や健康につながるのだと思います。
菊芋もアピオスも、蒸したり焼いたりするだけの簡単な調理で食べることができるのが魅力。しかし岡崎さんは、さらに手軽により多くの人がこの食材の栄養を摂取できるようにと、今後は菊芋を粉末化したものも販売する予定だそうです。
「生で食べるなら、菊芋の甘酢漬けがオススメ」とのこと。皆さんもぜひお試しください。
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