家業である農業を継ぐきっかけとなったのが、世界三大健康野菜の菊芋、ヤーコン、アピオスの栽培でした。山形市の岡崎さんはこの栽培を通じて農業の価値に目覚めました。
今年も菊芋やアピオスを栽培し、販売することで健康に生きることを実感しています。
全有連や道の駅、大手スーパーにも卸し、販路を広げています。
コロナ以前は仙台などで試食販売し、安定した売り先を確保していました。菊芋やアピオスは説明商品です。試食販売はもっとも効果のある販売方法でした。菊芋やアピオスで自身が健康を取り戻した話と合わせて、販売することで売り上げを伸ばしてきました。
その試食販売の道をコロナ禍で絶たれ三年、次の方向性も考えなくてはなりません。無農薬にこだわる岡崎さんだからこその思いもあるようです。
山形の冬は長いです。夏から秋の作物で冬から春までの収入を賄わなければなりません。いま考えているのは夏のキューリ、モロヘイヤ、丘ワカメ、それに評価の高い枝豆を加えよう、山形の枝豆で定評のある「茶豆」を考えています。
秋から初冬にはサツマイモ、里芋を。里芋は地元の名産「どだれいも」。ブランド化して今は「小姫芋」というおしゃれな名前もついています。さっそく寒河江市にハウスを借りる話も進んでいます。
息子さんも専業農家として共に働く岡崎さん、正念場です。
以前は米山もまだ開墾して間もない山形山の畑でアピオスを作ったことがあったと言い、「なにしろ細かい芋が数珠玉のように連なっていて粘土質の山の土では洗うのもひと手間、この土地には向かない」とすぐやめてしまったことがあったと述懐します。今は全て機械化され美しく洗われた菊芋やアピオスなどに隔世の感を覚えています。
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