「うるわし春よ」というドイツ語の3部カノンがあるのですが、今日はその話ではなく、先だって聴いた「春風にのせて」というコンサートのことを書きたいと思います。
このコンサート、熊本県立劇場の文化事業「クラシックの小箱」の第10回記念コンサートとして開催されたのですが、1,000円という廉価でこんなに質の高い演奏が聴けるなんて信じられないような話です。第1回目以来、友人知人が出演する時にはできるだけ足を運んで聴いてきて、いつも素晴らしかったのですが、今回はこれまでの出演者の方たちの中から5名が演奏されるというので前々から楽しみにしていました。トップバッターのテノールは高校時代からの友人、トリのソプラノは中学・高校の先輩にあたる世界的オペラ歌手、器楽はヴァイオリニスト2人とピアニスト1人という組み合わせで、ドイツ在住のこのピアニストも友人です(私より随分若いですが)。
5人ともトークを交えて数曲ずつ披露して下さいましたが、世界的に活躍している方たちなのに驕ったところが少しも感じられず、大演奏家然とした威圧感もなく、素朴な温かさと誠実さが伝わる、とても好感のもてるお話ぶりでした。お人柄は演奏にも反映していて、はったりのない、真摯で且つ余裕のある演奏で、聴いていて疲れません。もっと聴きたいな、と思わせて終わる絶妙のプログラミングでした。
こういうコンサートが、クラシック音楽の敷居を低くするのに大きく貢献していると思います。最近は熊本でもクオリティの高い演奏会が増えてきました。無論、全体としてはピンキリではありますが、ピンとキリの間の幅が広くなってきたのは、お客様にとっても演奏家にとっても良いことに違いありません。熊本のクラシック音楽市場も少しずつ都会並みに近付いているのかもしれませんね。
さわやかな風に吹かれたようなひと時でした。
このコンサート、熊本県立劇場の文化事業「クラシックの小箱」の第10回記念コンサートとして開催されたのですが、1,000円という廉価でこんなに質の高い演奏が聴けるなんて信じられないような話です。第1回目以来、友人知人が出演する時にはできるだけ足を運んで聴いてきて、いつも素晴らしかったのですが、今回はこれまでの出演者の方たちの中から5名が演奏されるというので前々から楽しみにしていました。トップバッターのテノールは高校時代からの友人、トリのソプラノは中学・高校の先輩にあたる世界的オペラ歌手、器楽はヴァイオリニスト2人とピアニスト1人という組み合わせで、ドイツ在住のこのピアニストも友人です(私より随分若いですが)。
5人ともトークを交えて数曲ずつ披露して下さいましたが、世界的に活躍している方たちなのに驕ったところが少しも感じられず、大演奏家然とした威圧感もなく、素朴な温かさと誠実さが伝わる、とても好感のもてるお話ぶりでした。お人柄は演奏にも反映していて、はったりのない、真摯で且つ余裕のある演奏で、聴いていて疲れません。もっと聴きたいな、と思わせて終わる絶妙のプログラミングでした。
こういうコンサートが、クラシック音楽の敷居を低くするのに大きく貢献していると思います。最近は熊本でもクオリティの高い演奏会が増えてきました。無論、全体としてはピンキリではありますが、ピンとキリの間の幅が広くなってきたのは、お客様にとっても演奏家にとっても良いことに違いありません。熊本のクラシック音楽市場も少しずつ都会並みに近付いているのかもしれませんね。
さわやかな風に吹かれたようなひと時でした。
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