のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

秋の夜中の夜なべ作業

2009年10月07日 08時14分44秒 | 日常生活
秋です。
食欲の秋です。
そして、大好きな栗の季節です。

塗り絵をしているムスメの隣で、母上も夜なべ作業を始めました。
毎年のことながら、栗の皮は非常に厄介。
美味しいからって、なんでも許されると思うなよー!
と、思わず説教したくなるくらい厄介です。

今年も、栗の皮剥きは遅々として進みません。
やがて、包丁と栗を手に持ったまま、うとうとし始める母上。
危ない、危ない!
・・・危なーいっ!

仕方なく(←このあたりが母上にふてぶてしいと言われる原因)
ポスターを塗り終えたワタクシも助太刀をします。




・・・覚悟はしていたけれど。
覚悟以上に厄介。
腹立たしいぐらい厄介。

明日からは、栗を一口で食べるのは禁止です。
よく噛んで、よく味わって、その向こうにある苦労に想いを馳せながら栗を口にすること。

ムスメがそんな決意を固く固く心に誓った栗ご飯に対して
今朝、父上が放った一言。

「いらん。」


・・・人でなしー!
人でなしが!人でなしがここにいますよー!

父上のことを知り尽くしている母上が諦めたように言いました。
「お父さんにとっては、栗ご飯も芋ご飯も変わらんのよ。
 もさもさして食べにくいけん、好かんのよね。」



・・・今夜の父上の夕食は、栗ご飯です。
要望どおり、栗は綺麗に抜いておきます。

秋の夜長の夜なべ作業

2009年10月07日 07時47分40秒 | 日常生活
秋です。
教会はバザーシーズンです。

ワタクシがお世話になっている教会でもバザー準備が始まりました。
教会に残っての作業が難しいワタクシは、
ポスターを何枚か家に持ち帰ってきました。

夕食後、色鉛筆で塗り絵作業を開始。
バザーの秋、そして、芸術の秋です。
久々の塗り絵に、だんだんとテンションが上がってきます。

芸術的センスがない上に、とても不器用なので、図画工作の類いは壊滅的に苦手でしたが、
枠組みがある程度、決まった中での細々とした作業は
益体もないものほど、うきうきと取り組んでしまう体質なのです。
明日も仕事だと思うと、より一層、燃えるというか、変に集中力がアップするというか。
仕事もこれくらい熱中して取り組めればいいものを。
と自分で突っ込みつつ、楽しく塗り終えました。
充実感も味わえました。
もう少し、持ち帰ってもよかったかな。

あとは、雨が降らないことを祈るばかり。
ついでに、ポスター効果が少しでもいいのでありますように。

許容範囲

2009年10月04日 23時08分58秒 | 日常生活
最近、とみに体調がよい祖母。
会うたびに(ということは、ほぼ毎週)
ワタクシの結婚と出産の心配をしてくれます。
本日も祖母を訪ねて行くと、
いつものテーマで、いつものとおりに懇々と諭されました。

「仕事も大事やけど、そんなに一生懸命やなくてもいいんやない?
 もうそろそろ、仕事より本腰を入れんないかんことがあるやろ?」

祖母はどうやら根本的に大きな勘違いをしているようです。
ワタクシは仕事に精を出しすぎて相手が見つからないわけでも
結婚より仕事を選んだわけでもないのです。

「そんなこと言わんと!もっと一生懸命に探さんと。
 鹿児島に行ったんやろ?いい人はおらんかったんね?」

結婚相手を探しに鹿児島まで行ったわけではないんだけどね。
でも、いませんでした。
鹿児島で、運命の出会いらしきものには遭遇できてません。

「そうね。おらんかったんね。残念やねぇ。
 一体、のりちゃんの相手はどこにおるんやろうねぇ。
 選り好みし過ぎとるんやないんね。
 もう選り好みなんかしとる場合やないんよ?
 遅すぎるぐらいなんよ?わかっとる?
 そろそろ、お見合いでもなんでもいいんやない?」

矢継ぎ早にワタクシを切り刻む祖母。
・・・おばあちゃん。お願いです。
もう少しだけでいいんで、お手輪柔らかに。

お見合い?
うん。最近はお見合いなんて、話自体、聞かんもんねぇ。
こうなったら、次は運命の相手を探して、
ハワイにでも行っちゃおかな。がんばっちゃおうかな。

と、冗談交じりに答えたところ、
祖母からは、真剣に真顔で反対をされました。

「ハワイはだめ!日本人やないと!
 おばあちゃん、日本語しかわからんよ!
 鹿児島の言葉やったら分かるけど
 ワンツーとか言われてもなんもできんけん。
 日本の人で探してくれんな、いやよ。」

そっかー。英語はだめかー。
わかりました。選り好みしている場合ではないけれど
日本人に範囲を狭めます。日本で探します。
たとえば・・・東京?
東京には人がいっぱいあまっている「らしい」よ。

「だめだめ!いくらなんでも東京は遠すぎるよ。
 おばあちゃん、やっぱり近いのが一番やと思うんよー。
 九州やないと、寂しいと思うんよ。
 本当なら、福岡市でも遠すぎるぐらいよ。
 この辺りで探してほしいんよ。
 小倉北区にいい人は、おらんかねぇ。」




もしもーし。
選り好みしている場合じゃないとおっしゃったのはドナタでしたっけ?
その後、祖母からは
「60歳とか70歳のおじいさんは選ばないように。」
と強く念を押されました。

・・・そうだよね。
小倉北区在住の殿方の半数以上がその年代のような気がするよね。

姫様気質

2009年10月04日 23時06分31秒 | 日常生活
スーパーにて、隣にいた母上が
前方10メートルほど先にいる父上に呼びかけました。

「おとうさーん!」

勿論、振り向く父上。
その父上を見て、母上がワタクシに耳打ちをしました。

「ちょっとー。あの人、お父さんて言われて振り向いたよ。
 私の父親でもないくせに。ねぇ?」

・・・ねぇ?って言われても。
呼びかけておきたのはアナタでしょうに、なんて理不尽な。

ちょっぴり嬉しそうに
「なんで私に『お父さん』て言われて振り返ると?」
と詰問している母上を見ながら
この人は間違いなく、ワタクシの母上だと
血のつながりを実感しました。

素直に喜べることも才能です。

2009年10月04日 07時22分21秒 | 日常生活
他のフロアの先輩から、
「まだ教育担当者として、採用ページに載っとるんやねぇ。」
と驚かれました。

へぇ。そうなんだ。まだ載ってたんだ。
採用ページなんて、自分ではチェックしないのでまったく知りませんでした。
そういえば、掲載されたことも
他のフロアの先輩から伺って知りました。

・・・みんな、なんで自分の会社の採用ページをチェックしているの?

まあ、そんなこんなの話の流れで
現在、同じ部署でお世話になっているセンパイ方も
「載ってるんだ?!見よう!見よう!」
と興味津々で、採用ページを開いた金曜日の夜。
写真を見たセンパイが真面目な顔をして聞いてきました。

「これ、何年前の写真?」

え?そんなに違います?
「何年前?」と聞きたくなるほど?
確かに、もう2年ほど前の写真だったような気はしますけど。

「へぇ。めちゃくちゃ痩せたんやねぇ。
 この頃は、顔がぷっくりしとうやん。」

・・・センパイ。それは、若さゆえ、です。
若いころは顔はぷっくりしているものなのです。
なんせ、お肌にハリがありますから。
重力の関係で、お肉はだんだん下に下がっていくのです。
残念ながら、ワタクシ、この頃から1キロたりとも減っていません。

と、説明したものの
ついつい「もしかして・・・」と淡い期待を抱き
帰宅後、思わず体重計に乗ってしまいました。


・・・ほらね。
と、自嘲気味に事の顛末を母上に話して聞かせたところ
「でも、確かに痩せて見えるよ?
 下に下がったとかじゃなくて。
 太ももも以前よりは細く見えるもん。
 前は、アスリートのような太ももやったやん。
 もしかして、体重は変わらんけど、体型がしまったんやないん?」
と、母上にしては珍しく、優しい言葉。

え?本当に?
そんなことないと思うけど。
と、否定しましたが、懲りないワタクシは
再び、淡い期待を抱いてしまいました。

折よく、そろそろ下着を新しく購入しようと思っていたワタクシ。
スケジュール帳が新しく並び始めるこの季節、
『新年に向けて』といううたい文句が連動して
スケジュール帳と下着を、ついついセット購入してしまうのです。
下着やさんでは、もれなくボディサイズの計測もついてきます。




本日の教訓。
人から褒められた際は、素直に喜んでおく「だけ」に限ります。
確認したり、裏を取ろうとしたりしてはいけません。

四次元ポケットください。

2009年10月03日 00時23分39秒 | 日常生活
本日の業務終了間近・・・という時間帯に
突如、本部長代理から呼び出されてしまいました。

・・・な、何?!
ワタクシ、何をしたの?!
と珍しく不安を覚えてしまったワタクシ。
なにせ、以前いた部署と違って、
今いる部署では、異動してきたばかりということもあって
まだ、部署の方々と気軽にお話しするような状態ではないのです。
それがいきなり、部署のトップからの呼び出し。

「実は、昨日、新聞社の取材を受けてですね。
 のりぞうくんたちのいる部署についての話を
 力を入れて喋りすぎちゃったんですよ。
 そしたら、記者さんが興味を持ってくださって
 ぜひ、写真もほしい。もっと詳しく話を聞きたい。
 そんな流れになっちゃったんですよ。」

・・・ほ、ほぉ。そんな流れ、ですか。
それって、具体的にはどういった流れですか?

「いや、テンションが上がっちゃって
 つい、あることないことを・・・
 いや、あることあることですね。
 きちんとあることばかりを喋ったんですよ?
 現場から長い間、離れていたり、
 開発経験がなかったりしている人たちでも
 非常にやりがいを持って取り組んでいる、とか
 全員、資格を2つ取得している、とか
 新しい業務に変更となって、みんな生き生きとしている、とか。

 ただ、熱が入りすぎてしまったんですねぇ。」

・・・なるほど。
そういう流れですか。
で、写真ですか。
いや、いいんです。いいんですけどね。

いいんですけど、でも!
写真って、あのフロアの真ん中で撮られるんですよね。
いかにも熱心に仕事してますよ的なポーズで?
みんな楽しく働いてますよ的なノリで?
それって、ちょっぴり・・・いえ、かなり!
恥ずかしいかなぁ、なんて思うわけです。
想像しただけで、珍しくもはにかんでしまうわけです。

と、ちょっぴりビミョウな笑顔を浮かべ始めたワタクシに
なおも言い募る本部長代理。

「で、ですねー。
 もっと詳しく話を聞きたいっていうのは
 実際に働いている人から、らしくて。
 ここは、やっぱり紅一点ということで、のりぞうくんかな、と。
 ほら、紅一点なんで、ついね。
 女性でも頑張ってます!みたいなことをね。
 開発経験がまったくないのに、張り切ってます!みたいなことをね。
 むしろ、中心的存在です!みたいな勢いでね
 つい話しちゃいましてね。アハハ。」

アハハー、じゃないですよ!
「あることあること」どころか、
完全に「ないことないこと」ばかりじゃないですか。
ちょっと!ちょっと!!

と、心の中では勢いよく突っ込んだものの
さすがに本部長には、その勢いで突っ込めず。
それでも、思わず

「それって、ないことないことですよね。」

と、半笑いの表情で力なく突っ込んでしまったワタクシ。

「いやいや、立派にあることあることですよ!
 資格は本当にとってるじゃないですか!
 開発経験も今までまったくなかったでしょ?
 で、新しいことにチャレンジはしているわけですし。」

と、太鼓判をおしてくださる部長。
いや、部分的には「あること」ですけど・・・。

「大丈夫!心配せずとも、聞かれたことに対して
 思ったとおりに喋ってくれればいいだけですから。
 大丈夫、大丈夫。
 ただですね。ほら、私がつい調子にのって喋ってしまったんで
 そのテンションにあわせてもらえると嬉しいですね。
 あと、新しい部署でのやりがい、とか
 今後のことに対する希望、とか、今の業務での楽しみ、とか、
 そういった前向きなことについて
 週末に色々と考えておいてください。」

・・・無理です。(きっぱり。)
女優として、与えられた役は、しっかり演じてみせますが
そして、その役を演じるために、できる限りの努力はしますが、
ない引き出しは開けられそうにありません。

計算間違い

2009年10月02日 00時08分10秒 | 日常生活
現在、とってもとってもとってもお世話になっているセンパイから
「のりぞうは、現場に向いていると思うよ。」
と言ってもらえました。

え?!向いている??本当に?!
ワタクシが現場に出たら、おおいに迷惑をかけまくる
としっかり認識できているだけに、非常に嬉しい言葉です。

「うん。うん。
 のりぞうは、まじめすぎんやろ?
 割と、適当やろ?
 でもって、一見、人当たりがよく見える。
 これ全部、割と大きな武器やと思うよ。
 あとは、プログラミング経験をつめば完璧やね。」

・・・えっと。
それって、つまり、ワタクシがへこたれず、
なおかつふてぶてしいってことですよね。

「うん。少しぐらいいい加減なほうがいいとって。
 現場はね、きついけど、楽しいことも多いよ。
 ・・・楽しいけど、きついんだよね。」

と、心なしか、遠い目で呟くセンパイ。
期末で心身ともに疲れきっている模様。
それでも気を取り直して、ワタクシにはっぱをかけてくださいます。

「でも、絶対にのりぞうにとって、いい経験になると思う。
 今のうちにきついこともたくさん経験するといいよ。
 大丈夫、大丈夫。現場に出てみれば、なんとかなるもんだって。
 20代のうちにたくさん経験しておくと後が楽やけん。」




・・・ニジュウダイ。
その言葉を聞いて、思わずそっと目をそらしてしまったワタクシと
そっと目をそらしてしまったワタクシの様子を見て
見る見るうちに、表情が凍りつくセンパイ。

「・・・大丈夫!オレ、四捨五入したら40やけんっ!」

力強く太鼓判をおしてくださいましたが
何が大丈夫なのやら。
センパイが四捨五入したら40になることが
ワタクシにどう関係するのやら。

それにしても。
この会話さえなかったら、センパイはワタクシのことを
20代だと思ってたんだよなぁ、と思うと
ちょっぴり惜しいことをしたような
にんまりとほくそえみたいような。

いつの間にか、ワタクシも
「20代」と言われてちょっぴりテンションが上がる。
そんな気持ちを味わえるようになりました。

ぐうの音

2009年10月01日 00時14分01秒 | 日常生活
母上に
「居候のくせに、態度がでかいよ!」
と叱られました。



・・・・イソウロウ。
厳しい言葉ですが、確かにそのとおりで。
珍しく何も言い返せませんでした。

「珍しく」ということは、つまり。
31にもなって、ワタクシは母親からよく叱られており、
しかも、そのたびにしっかりと口応えをしているという。


イタイ。痛すぎる。
ちょっぴり落ち込みました。
ここで「ちょっぴり」しか落ち込まないところが
ワタクシの短所です。