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あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

救命病棟24時第4シリーズ

2009年09月27日 00時14分09秒 | テレビ鑑賞
■救命病棟24時第4シリーズ
■のりぞう的2009年度夏クール2位
■火曜21時フジテレビ放送
■出演
 江口洋介、松嶋菜々子、木村多江、北乃きい、板尾創路
 市川実和子、石田卓也、趙 和、ユースケ・サンタマリア

■ストーリ
 第4シリーズのテーマは「救命救急の崩壊」。
 キャッチコピーは「医療を、救命せよ。」
 医師不足、病床不足、救急車のたらい回し、コンビニ化する
 深夜の外来救命、モンスターペイシェント、医療ミス、医療裁判。
 疲弊しきっている日本の救命救急を、日本の医師たちの現状を
 リアリティをもって描く。

■感想
 リアリティを追求してきたこのドラマ。今回の話も鳥取県米子市の
 鳥取大学医学部附属病院の救命救急センターで実際に起こった出来事を
 モデルとして出来上がったそうです。鳥取の病院では、救急災害科の
 教授と准教授を含む救急専門医4人全員が、心身の疲労などを訴えて
 「救急現場の窮状を知ってほしい」と、2009年3月末に一斉辞職
 されたのだとか。2009年3月なんて、ほんの少し前の出来事で
 つまり、これが(このような状況が)今の医療業界なんだろうな
 と納得できるドラマでした。

 過去の3シリーズでは、進藤先生が一番、技術力のある優れた
 医師でしたが、今回からは、彼と同レベルの技術を持ち、
 彼と同じように「患者を救いたい」という熱い思いを抱きながらも、
 救命医療に関する考え方が正反対の医師、澤井が登場。
 同じ思いを持ち、同じ目標を掲げながら、道筋が違うふたりの
 様子を見て、今の日本の医療業界が抱えている問題の複雑さ
 先の見えなさを改めて感じさせらました。

 どちらの主張も分かる。分かってしまう。
 目の前にある命を助けたい。少しでも余裕があるのであれば
 どんどん患者を救いたい。そう考える進藤医師。

 一方、澤井は、まずは医師たちの職場環境の改善を実施しないと
 今いる医師たちの疲れはたまり、ますます医療ミスが増える。
 未来の医師希望者たちも減り、更に患者のたらいまわしを
 せざるを得ない状況に陥る。

 ふたりの考えがともに正しく、共に説得力あるもので
 だからこそ、最終回で澤井医師が政治家の方々を前にした演説で
 進藤医師の言葉を引用した場面は感動的でした。
 道のりは異なっても想いは同じで、お互いに認め合っている
 雰囲気がよく出ていたような気がします。
 「救える命を見捨てるのは、犯罪だ」

 今はまだ何が正解で、今後、どうすべきなのか、解決方法すら
 はっきりとは見えていないだけに、今後、私たちが未来を
 そして希望を目指して、模索していかなければいけないのだと
 伝わってくるドラマでした。


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2 コメント

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わかるなぁ (あらきぃ~)
2009-09-27 19:44:21
子供をもつと特にこのく国の医療大丈夫?って思うよ。都道府県で子供の医療負担や予防接種とか違うしね(-_-) でも私は個人的には海外ドラマのERが大好きなんで、救命病棟との治療のスピードの違いに物足りなさを感じます_(._.)_といいつつシリーズ1からみてるけど
お返事☆ (のちぞう)
2009-09-30 23:40:08
■あらきぃ~しゃん☆
 あぁ!ER、見てる人たちは
 みんな同様に「スピードが・・・」と言ってるよね。
 やっぱり全然、違うんだろうなぁ。
 私はERを見ていなかったので(というか、見逃した・・・。
 シリーズものは、やはり1から見たいよねー。)
 楽しく(?)見ています。

 確かに、ちびっこちゃんがいると、
 病院と関わる機会が多いよね。

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