のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

[韓国ドラマ]お嬢様をお願い

2012年04月16日 22時01分34秒 | テレビ鑑賞
■韓国ドラマ お嬢様をお願い
■出演
ユン・ウネ、ユン・サンヒョン、チョン・イル、ムン・チェウォン

■ストーリ
数々のゴシップで世間をにぎわせる大財閥の後継者カン・ヘナは、執事を次々とクビにしてしまう超ワガママお嬢様。へナのワガママぶりに手を焼いた彼女の祖父、カン会長は、ふとしたことで知り合ったドンチャンの人柄を見込んで、ヘナの随行執事として雇うことにした。初めは嫌々ながら行動を共にしていたヘナも、片思いの相手、イ・テユン弁護士との仲を後押ししてくれ、数々のピンチを救ってくれるドンチャンを徐々に信頼し始める。しかし、ドンチャンには恋に不慣れなヘナを落として金を巻き上げようという狙いがあった。ヘナとの距離が近づくにつれ、彼女をだますはずだったドンチャンのほうがヘナに淡い恋心を抱くようになってしまう。そんな中、カン会長が病に倒れ、グループをわがものにしようと企む伯父がヘナを追い落とそうと動く。

■感想 ☆☆☆
普段は事前情報一切なしにドラマを見ることって全くないのですが、
このドラマに関しては、新聞のテレビ欄にてタイトルしか知らない状態で
「気になる・・・。1回、録画してみようかなー。」ともやもやしておりました。
何のセンサーにひっかかったのやら、自分でもさっぱりわかりません。
おそらく、タイトルからコメディの匂いをかぎ取ったんだろうな。
で、もやもやと迷っていた中、ヒロインがユン・ウネちゃんと知って、一気にテンションアップしました。
見たいー!ユン・ウネちゃん大好きー!
彼女が出ていた「宮(クン)」も「珈琲プリンス1号店」も大好きでした!
あのファニーフェイスがキュートでキュートで。
正統派の美人さんではないと思うのですが、もうすでに「好き」フィルターが入りまくっていて、
正常な判断がとんとできません。見るたびに「かーわーいーいーっ!」と思ってしまいます。
とにかく、彼女の顔も表情も、特に笑顔が大好き!

というわけで、またもや韓国ドラマに大変詳しい
(でも、韓国ドラマ好きではないという不思議な状況の)伯母に
「このドラマってハッピーエンド?」と確認して、第5話から録画を開始しました。
「マイプリンセス」も「お嬢様お願い」も毎日放送されていたため、
我が家の録画機さん、大忙しの2週間。
日本企業にとっては羨ましい限りの定期的な繁忙期っぷりです。

久々に見たユン・ウネちゃんはめさめさ大人になっていてびっくりしました。
もう少女の面影一切なし。どこからどう見てもレディで
「あの童顔でキュートなウネちゃんはどこに?!てか、化粧が濃すぎないかいっ!?
 彼女の魅力はくるくる動く表情でナチュラルメイクのほうがその魅力が活きるのに!!」
と、かーなーり動揺しましたが、すぐに今のウネちゃんも大好きになりました。
大人メイクになってはいてもくるくる変わる表情は以前とかわりなし。
演じている役は大金持ちのわがままいっぱいに育てられたお嬢様で、
忍耐力のかけらもないような子だったのにちっとも憎めませんでした。
きゃんきゃん言っているけど、彼女のふとした表情ややりとりから、
彼女のこのつんけんしたところとかきゃんきゃん言っている様は
きっと「財閥の娘」であるが故に、辛いことをたくさん経験してきたからなんだろうな、
誰も信じられないから、精一杯「誰も信じない」「誰にも甘えない」って
強がっている姿なんだろうなっていうのが伝わってきて、
むしろその「自分を必死に守っているところ」が健気に見えてしまいました。
そう見えてしまうと、濃いめのメイクも、懸命に強がっている彼女が
強気を標準装備するための武器なのかな、とも思ったり。

だからこそ、執事のドンチャンに無邪気に甘えている姿を見れて、
私まで「よかったねー」とうれしくなりました。
なんだか「彼氏彼女」というよりは、ご主人様にかまってもらいたくて、
きゃんきゃん言いながら甘噛みのつもりでかみついている子犬みたいでした。
全然、ちっこくないし、立派に「女の子」で「レディ」で、しかも「偉そう」なんだけど、
思わず「ちび!」って呼びたくなっちゃうような感じ。
ふたりで仲良くじゃれあっていても全然いやらしくなくてほほえましく見えてしまう。
そんな二人でした。
終盤、韓国ドラマでは珍しくベッドシーンもあったのですが、
それすら、なんだかかわいらしくてさわやかだったな。
ウネちゃん出演のドラマは「宮」も「珈琲プリンス1号店」も大好きだったけれど。
見ていて一番幸せな気持ちになるカップルでした。
(「宮」は感情表現が苦手な皇太子が不憫すぎたし、「珈琲プリンス1号店」のほうは、
店長が愛情表現豊かすぎて(というか、自然体にたらしさんで)ちと照れ臭かったのです・・・。)

・・・とはいえ、執事役のユン・サンヒョン氏を初めて見たときの感想は
「・・・いやいやいや。この人がヒロインの相手役じゃないですよね?
 あれ、もしかしてこのドラマって恋愛要素はないのかな?」
というもので、しばらくの間は彼をヒロインの相手役として受け入れられませんでしたが。
「かっこいい」よりも「(ウネちゃんに比べて)随分おっさんだな。」という感想が勝っちゃった・・・。
なんでも「キムタク」に似ている俳優さんとして、一時期、話題になった方のようです。
全然、知らなかった。確かにそう言われてみれば、似ているかも。
年齢もほぼ木村さんと同じぐらいみたいで、
そりゃ、確かにウネちゃんから見たら「おっさん」だわ。
私の第一印象は、あながち間違っていたわけじゃなかったわ・・・、と安心しました。

でも、見ているうちに、ドンチャン執事の「お嬢様」好きっぷりが切なくて、
しかも、彼はいい人なんだけど、いい人と一言では言えないなー、というような
「大人の影」の部分もちらりとあって、どんどん応援したくなりました。
そりゃ、「お嬢様」が心惹かれちゃうよね、と思わず納得できる殿方でした。

もっとも、私が第5話まで見ていなかったために、
ドンチャンさんの対抗馬だった弁護士の彼さんの見せ場をほとんど見てないってのも
大きいとは思うのですが。基本的にはずっと(お嬢様ではなく)ドンチャンの立場で、
ドンチャンに肩入れして見ていました。

ただねー。
最終回だけが私の嫌いな展開で、最後の最後に肩透かしをくらってしまいました。
だって、このドラマでもヒロインは「仕事」よりも「恋」を優先させてしまうんだもの!
もうこれは単純に私の好みの問題だってことはわかってはいるけれど。
わかってはいても、許せないのです。その展開が。
自分の人生なんだから、自分の幸せを追求しなきゃ、とは思うけれど、
周囲の人たちに迷惑をかけちゃいかんでしょー、と思うのです。
「おじい様」が亡くなってヒロインが財閥の代表を継ぐ決意を固めるところも、
そのために恋愛を諦めるところも、
今の自分では財閥トップを継ぐ能力が不足しているからしばらく留学して、
きちんと力をつけてくる、と自分を客観的に見て判断できているところも
財閥トップの地位を巡って犬猿の仲だった叔父に
自分が留学中の財閥グループをまかせるところも、すごーくすごーく流れとして好きだったのです。

なのに!
最後の最後で、ドンチャンが空港に追いかけて行って「行くな!」と命じただけで
あっさり留学をとりやめちゃうの??
会社のために自分を犠牲にする必要なんてもちろんないけれど、
でも、ふたりの想いは通じ合ったんだから、留学はしなさいよー、
財閥トップとしての責任はまっとうしなさいよー、と思うわけです。
「好きな人から止められたので留学はやめました」は
いくらなんでもトップとしてどうなのよ?無責任なんじゃないの?と思うわけです。
お嬢様なんだから、いっそ、執事を連れて留学しちゃいなよー。
公私混同って言われたって、おじい様から命じられて「仕事をちゃんとしているか」
監視のために雇われたドンチャンは、もともと「仕事にも連れまわっていた執事」なんだから、
留学先に連れていっちゃっても、そこまで違和感ないと思うよ?
と、ドラマのことなのに(いつものことながら)熱く憤慨してしまいました。

・・・でも、再放送があったら見ちゃうかな。楽しかった!


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2 コメント

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お嬢さまをお願い!の感想 (hito)
2014-12-21 00:10:55
はじめまして。hitoと申します。
ようやく、「お嬢さまをお願い!」をネット配信で見ました。ドラマの終わり方が不本意で、そこら辺りを感想で書いておられる方を探していました。
ようやく、私の思いと同じ方に出会いました。
トラバさせてください。
お返事☆・・・・遅くてすみません! (のりぞう)
2014-12-31 22:32:52
■hitoさん
コメントありがとうございます^^
ドラマの終わり方に同じような感想を持たれたんですね。よかったー!
こんな不満を抱くのは私が恋愛にうとすぎるからなのかとばかり。安心しました 笑。

ありがとうございます♪

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