のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

通じたらしい怨念

2012年04月25日 23時32分01秒 | 日常生活
世の中はなんとも便利になったもので。
本日は9時半から17時半まで福岡にいながらにして
東京にある親会社にて行われている「共通技術施策勉強会」に参加しました。
ただメールで送られてきたURLをクリックするだけで
関東の会場の様子を鮮明に見ることができるため
何もしていないけれど、最先端の技術を使いこなせているような気持ちに。

とはいえ、「共通技術」として発表されていることは
どれも私には難しすぎて、内容をまったくもって理解できない有様。
内容どころか、言葉の意味から分かんないことだらけだよ。
何?!モダナイゼーションって!?
と軽くパニックに陥りながら、
そして必死に眠気と戦いながら1日を終えました。
あれですね。英文を聞いていると心地よく睡魔に襲われるような感覚。

けれど、睡魔に襲われている場合ではないのです。(当たり前)
なにせ、業務命令で参加している勉強会。
発表内容をきちんとまとめて報告書を作成し、
おえらい方々に提出しなければいけないのです。

・・・ピンチ!
何をどうやっても、報告書が書ける気がしません。
こんなに内容を理解できていなくて、
何をどう報告しろ、とおっしゃるのか。

と煩悶しながら、長い長い一日をようやく終えました。
本日、昼過ぎの時点では、
「今日という日は終わらないんじゃないかな・・・」
と果てしない気持ちになっていたけれど、
どんな「今日」であれ、いつかは必ず終わりを迎えるものなんですねぇ。
と隣の席の先輩にため息つきながら語りかけていると
部長がにこにこ笑顔で私の席にいらっしゃいました。

「お疲れ様。疲れたやろ?
 一日聴講は長いけんねぇ。意外と体力使うよね。」

・・・はい。もっっっっのすごく疲れました。
長い一日でした。

と私のしごく正直な告白を笑いながら聞き流し、自席に戻られる部長。
笑いどころじゃないですよ。
あなたの部下、とりあえず一日勉強会を聴講してはいるものの
内容はまったく理解できていませんよ!
するべき質問は「疲れたやろ?」じゃなくて
「理解できた?」「わかった?」ですよ!

と、心の中で突っ込みつつ(小心者)、
とりあえずは部門の飲み会に参加するべく会社を後にしました。
本日は半年に一度しか開催されない部門飲み会。
参加者が66名もいるらしい盛大な飲み会なのです。
遅れちゃ大変。明日のことは明日考えようっと。
思い切りとあきらめのよさだけは、誰にも負けない自信があります。

会場に到着し、席を決めるためのくじをひいたところ
参加者が66名もいるにも関わらず、隣の席は何の因果か、部長。
右ななめ前、左ななめ前の席じゃ同じ部署の後輩。
・・・あれ?ホントに参加者66名もいるのかな?
顔ぶれにちっとも新鮮味がありませんよー。
あたふたしている幹事さんたちにいちゃもんをつけていると、
隣の席に腰を落ち着けた部長が私に向かい、

「そういえばさ、今日の勉強会やけど
 ほかの部門にも参加しとう人がおって、
 その人が報告書を書けるらしいったい。
 やけん、のりぞうくんは報告書出さんでもいいや。」

とおっしゃいました。

!!!
なんたる奇跡っ!!
おかげさまで。
今宵のお酒は、とてつもなくおいしいお酒になりました。