「ごちそうさまでした~♪」
いつもと変わらぬ朝食風景。
食事を終えた男はふいに立ち上がり、空いた食器を台所へ運ぶ。
男の傍らに座っていた女はといえば、いまだ食べ終わらず、一夜干しの秋刀魚をつついており、TVの画面に気を取られたり、戻ってきた男に話しかけたり。
ようやく食事を終えるとノロノロと立ち上がり、先ほど男がしたのと同じように食器を持って台所へ向かう。
ソファの上には満腹の腹を抱え、横たわる男。
これから始まる慌しい一日を前に、休息のひとときを薄いグレーの猫と共に過ごしている。
まるで凪のような平和の時間。
だが......
「ぎゃあ~っ!」
狭いマンション内にこだまする女の悲鳴。
その指差す先には.......。
無残にも、撒き散らされ、食い尽くされた
秋刀魚!
確かに骨と頭しか残っていなかったはずの秋刀魚!!
食事の際に二匹の猫もご相伴に預かり、たっぷり食べたはずの秋刀魚!!!
早速通報を受けてerima捜査官が駆けつける。
まずは現場の確保。
そしてすかさずゴンザ警部に連絡。犯人の特徴を告げる。
「犯人は高いところへジャンプする力を持ち、秋刀魚の頭をバラバラにするほどのアゴの力を持つ凶悪犯と思われる。慎重に捜査に臨まれたし」
erima捜査官は引き続き現場検証にあたる。
「ううむ.....まずは証拠写真を撮らなければ!」
が、その間もなく、ゴンザ警部からすぐに容疑者確保の朗報。
急遽、容疑者立会いのもと、現場検証が行われる。
<写真・現場を指差す容疑者>
始めは難しい事件かと思われたが、動かぬ証拠に観念したのか、容疑者はあっさり罪を認め、思いもよらないスピード解決に、erima捜査官もゴンザ警部もふと表情を緩める。
「いいか、ちゃあこ。お前にも家族がいるだろう。もう二度と、こんな事をしちゃいかんぞ」
「ううっ....だんにャ~」
かくして、この街の平和は守られたのであった。
って!
わざわざテープ引っ張り出してきて、写真まで撮るほどのことか?
暇だなあ.....私も。
いつもと変わらぬ朝食風景。
食事を終えた男はふいに立ち上がり、空いた食器を台所へ運ぶ。
男の傍らに座っていた女はといえば、いまだ食べ終わらず、一夜干しの秋刀魚をつついており、TVの画面に気を取られたり、戻ってきた男に話しかけたり。
ようやく食事を終えるとノロノロと立ち上がり、先ほど男がしたのと同じように食器を持って台所へ向かう。
ソファの上には満腹の腹を抱え、横たわる男。
これから始まる慌しい一日を前に、休息のひとときを薄いグレーの猫と共に過ごしている。
まるで凪のような平和の時間。
だが......
「ぎゃあ~っ!」
狭いマンション内にこだまする女の悲鳴。
その指差す先には.......。
無残にも、撒き散らされ、食い尽くされた
秋刀魚!
確かに骨と頭しか残っていなかったはずの秋刀魚!!
食事の際に二匹の猫もご相伴に預かり、たっぷり食べたはずの秋刀魚!!!
早速通報を受けてerima捜査官が駆けつける。
まずは現場の確保。
そしてすかさずゴンザ警部に連絡。犯人の特徴を告げる。
「犯人は高いところへジャンプする力を持ち、秋刀魚の頭をバラバラにするほどのアゴの力を持つ凶悪犯と思われる。慎重に捜査に臨まれたし」
erima捜査官は引き続き現場検証にあたる。
「ううむ.....まずは証拠写真を撮らなければ!」
が、その間もなく、ゴンザ警部からすぐに容疑者確保の朗報。
急遽、容疑者立会いのもと、現場検証が行われる。
<写真・現場を指差す容疑者>
始めは難しい事件かと思われたが、動かぬ証拠に観念したのか、容疑者はあっさり罪を認め、思いもよらないスピード解決に、erima捜査官もゴンザ警部もふと表情を緩める。
「いいか、ちゃあこ。お前にも家族がいるだろう。もう二度と、こんな事をしちゃいかんぞ」
「ううっ....だんにャ~」
かくして、この街の平和は守られたのであった。
って!
わざわざテープ引っ張り出してきて、写真まで撮るほどのことか?
暇だなあ.....私も。