昨夜、知人が経営する飲食店に食事に出かけたゴンザと私。
いつも通り慣れたみなとみらい、関内を抜け、目的のお店に到着。極上の秋の味覚に舌鼓を打つ。
まずは目にも楽しい前菜五種。
さんま、カレイ、トリ貝の刺身。焼き野菜のサラダ。かき揚に梅干の天ぷら。鴨の塩焼き。そして、上品で彩りも美しい、珍しいお漬物の数々。
仕上げには、ツルツルしこしこと喉越しも最高な打ち立てのおそばと饂飩。蕎麦湯までしっかり頂いて、ブルーベリーのアイスクリームまで平らげる。
素敵に選び抜かれたインテリアや食器に感嘆し、パワフルなオーナーとワイワイ、大満足のひととき。
しかも結局はご馳走になってしまって.....
本当は、「いつもお世話になりっぱなしだから、たまにはお金を使いに行こう」という目的で出かけて行ったのに........私達ってホント、何しに行ったのか。
何度もお礼を言いながら、そう考える。
店を出て、車に乗り込もうとすればポツポツと雨。遠くからは雷の音も聞こえる...。
私達は帰宅の途に着いた。
すると、通りがかりに車窓に見える開港記念会館がやけに綺麗に目に映り、ふと写真に撮ってみたくなる。
考えてみれば、年中ここを通りがかっていながら、私は一度もしっかりとこの建物を見たことがなかった。
ゴンザと暮らす前には、毎日のように朝まで飲み歩き、ここはそのお決まりの移動コースだったのに。
関内から山下町方面へ。または山下町方面から関内へ。酔った足取りで、何度通ったことだろう。思えば、この辺り一帯に私の「横浜」は凝縮されているのだが.....
深夜。開け放たれた、大通りに面したガラス越し。風に揺れる南国風の木を眺めて過ごすバーでのひととき。仕事を終え、通りかかった(その時は私とただの友人だった)ゴンザの車のボンネットに飛び乗る、酔ったオーナー(笑)
ニューイヤーを祝い、山下公園で打ち上げられる花火と一斉に鳴らされる汽笛。中華街から聞こえる激しい爆竹の音。カウントダウン前に慌しく地下のバーから運び出したシャンパンとグラスで路上に繰り広げられる馬鹿騒ぎ。
深夜、廃墟のように立ち尽くす、蔦の這う帝蚕倉庫の壁面や、朝方の中華街の脂ぎって薄汚れた路面、残飯をついばむカラス.....飲み明かしてしょぼくれた目で見る、そんな光景。
またはホテルのバーから見える、汚れた海と貨物の線路。潮を含んだ生臭い風。
何度通っても目的の店を見つけられなくなりそうな、暗く細い、似通った野毛の路地。
.....それが私の「横浜」。
今ではもう、失くなりつつある「横浜」
古く味のある建物は小綺麗に修復され、周囲にはマンションが立ち並び、私が通った店も、閉めたり、移転したり、寂しい限りだけど.....。
この、大正6年に建てられたという開港記念会館は、いつまで残ってゆくのだろう。
そんな感傷に浸っていたら。
「ここもマジマジ見たことないからついでに」と立ち寄った横浜税関(クィーンの塔)で写真を撮ってる間に駐禁を切られそうになり、「すみませ~ん!」と慌てて走って戻る満腹二人組。しかもその後にはもんの凄い雨に降られ、自宅数百メートル手前であわや車が水没という危機!(実際水没して動けない車もいた)
なんとか家に帰り着いた頃には、ただひたすら、無事であった事を天に感謝し、感傷などはどこかへ置いてきた二人なのだった。
みなさんもこの台風による大雨、強風に充分お気をつけくださいね!
いつも通り慣れたみなとみらい、関内を抜け、目的のお店に到着。極上の秋の味覚に舌鼓を打つ。
まずは目にも楽しい前菜五種。
さんま、カレイ、トリ貝の刺身。焼き野菜のサラダ。かき揚に梅干の天ぷら。鴨の塩焼き。そして、上品で彩りも美しい、珍しいお漬物の数々。
仕上げには、ツルツルしこしこと喉越しも最高な打ち立てのおそばと饂飩。蕎麦湯までしっかり頂いて、ブルーベリーのアイスクリームまで平らげる。
素敵に選び抜かれたインテリアや食器に感嘆し、パワフルなオーナーとワイワイ、大満足のひととき。
しかも結局はご馳走になってしまって.....
本当は、「いつもお世話になりっぱなしだから、たまにはお金を使いに行こう」という目的で出かけて行ったのに........私達ってホント、何しに行ったのか。
何度もお礼を言いながら、そう考える。
店を出て、車に乗り込もうとすればポツポツと雨。遠くからは雷の音も聞こえる...。
私達は帰宅の途に着いた。
すると、通りがかりに車窓に見える開港記念会館がやけに綺麗に目に映り、ふと写真に撮ってみたくなる。
考えてみれば、年中ここを通りがかっていながら、私は一度もしっかりとこの建物を見たことがなかった。
ゴンザと暮らす前には、毎日のように朝まで飲み歩き、ここはそのお決まりの移動コースだったのに。
関内から山下町方面へ。または山下町方面から関内へ。酔った足取りで、何度通ったことだろう。思えば、この辺り一帯に私の「横浜」は凝縮されているのだが.....
深夜。開け放たれた、大通りに面したガラス越し。風に揺れる南国風の木を眺めて過ごすバーでのひととき。仕事を終え、通りかかった(その時は私とただの友人だった)ゴンザの車のボンネットに飛び乗る、酔ったオーナー(笑)
ニューイヤーを祝い、山下公園で打ち上げられる花火と一斉に鳴らされる汽笛。中華街から聞こえる激しい爆竹の音。カウントダウン前に慌しく地下のバーから運び出したシャンパンとグラスで路上に繰り広げられる馬鹿騒ぎ。
深夜、廃墟のように立ち尽くす、蔦の這う帝蚕倉庫の壁面や、朝方の中華街の脂ぎって薄汚れた路面、残飯をついばむカラス.....飲み明かしてしょぼくれた目で見る、そんな光景。
またはホテルのバーから見える、汚れた海と貨物の線路。潮を含んだ生臭い風。
何度通っても目的の店を見つけられなくなりそうな、暗く細い、似通った野毛の路地。
.....それが私の「横浜」。
今ではもう、失くなりつつある「横浜」
古く味のある建物は小綺麗に修復され、周囲にはマンションが立ち並び、私が通った店も、閉めたり、移転したり、寂しい限りだけど.....。
この、大正6年に建てられたという開港記念会館は、いつまで残ってゆくのだろう。
そんな感傷に浸っていたら。
「ここもマジマジ見たことないからついでに」と立ち寄った横浜税関(クィーンの塔)で写真を撮ってる間に駐禁を切られそうになり、「すみませ~ん!」と慌てて走って戻る満腹二人組。しかもその後にはもんの凄い雨に降られ、自宅数百メートル手前であわや車が水没という危機!(実際水没して動けない車もいた)
なんとか家に帰り着いた頃には、ただひたすら、無事であった事を天に感謝し、感傷などはどこかへ置いてきた二人なのだった。
みなさんもこの台風による大雨、強風に充分お気をつけくださいね!