山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

静まり返った、白い世界で

2012-12-10 11:32:10 | 日記




雪がシンシンと一晩中降った翌朝、
銀色に閉ざされた無彩色の世界が広がっていました。
静まり返った池のほとりに、秋には綺麗な花を咲かせてくれた 「のこんぎく」が、
星をちりばめたように、キラキラ光る雪をかぶって、
今、旅立とうとしていました。
又来年と願う気持ちを、この綿の様な かよわい種子に託して
逞しく、凛として立っていました。
白い色は、さびしげ、ことに雪の白さは花とは違って太陽があたれば、
何もなかったかのように、はかなく消えてしまいます。
でも一時ではあっても、水墨画の様な清らかで、神秘的な世界を見ることが出来ました。
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2 コメント

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 (yumiさんの友達)
2012-12-16 00:09:27
南信州は暖かいのかと思っていたら,結構積もるのですね.雪をかぶった燈篭が,趣があっていいです.
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厳しい寒さと雪景色の、美しさを (yuriより)
2012-12-17 19:56:49
雪さんコメント有難うございました。
雪の降る日、空を見上げていますと 雪は皆私にむかって降り注いできます。そんな風に見えるのです。
時には美しい結晶そのままで、手のひらにふんわりと、
又時には、北風に吹かれながら、冷たく厳しく。
でも、みんなはかなくて、手のひらは一瞬にして、又灯篭に積もった雪もこの温かい雨ですっかりと消えました。
南信州は、本当は雪の少ない所ですが、私の家は標高が高いため、同じ町内でも、我が家だけ雪の降る日もあるのです。
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