この時の旅をコーディネートしたのは女房ののりたんである。
その通りに、我々一行を運んでくれたのは、ディッセルドルフに本社があるフジライントリベルのN氏である。
6か国語を操り、上手な日本語で我々を楽しませながら運転をしてくれているのである。
そのN氏が嘆いていることの1つに、ドイツの瓦がある。
ドイツの瓦は、石を薄く割って形を整える製法だという。
その職人が、ついにいなくなったとのことだ。
それぞれの町に石を割って作った瓦は見ることはできる。
これからは、人工的なものになるか、それさえ消えてしまうかだとのことだ。
どの国にも職人技が必要なものはあるのだ。
今後どうなっていくのだろう。
ドイツ職人の葺いた、石の瓦屋根である。