秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

「下駄隠し」の唄。

2011年04月11日 09時28分02秒 | おもろい関西人。

 昨日の嵐山は好天に恵まれ、汗ばむほどの陽気でした。その分、
驚くばかりの人手でしたけどね。

カメラを持って行ったけど、チップをPCに残したままだったもんで、写真
がUPできないのが残念ですが、まぁ大した場面もなかったし、いいか。

周りにも大勢の人たちがワイワイ飲んでたけど、皆さんオトナシめで、
和やかな宴が催されておりましたナ。(夜はどうだか分かりませんけど)

宴もたけなわになったころ、「なんか面白いことやろうや」、と言い出した
のはやはりT社長。満開の桜の下でこうして飲んでるだけでアタシャ充分
なんですけど・・・・。

「そや、ジュンドロでもしょうか?」(ジュンドロ、というのは巡査と泥棒の
意味で、オニごっこのことです)。

「こんな中年男と女が酔っ払って追いかけっこしたら死人がでます!!」
と、ワタクシが即座に却下。本人もやる気で言ったんじゃないと思うケド。

「そしたら、下駄隠しはどうや?」という意見も出たんですけど、こうなった
らダレも本気で言ってませんから。

そこで誰かが「下駄隠し」の唄を歌いだしたんですけどね。これが皆、少し
づつ違っているんですよね。

下駄隠しチュウネンボ~。ここですでに「ちゅうねんぼ」と「ちゅうれんぼ」に
分かれるんですナ。

次が「柱の下の鼠が」。これはおおむねこう唄ってますけど、ホントは台所
の「はしりの下」が正確だという話もあります。

面白かったのが丹後出身のSさん。この部分が「まな板の鼠が」になって
いるんですよね。

その後の歌詞も同じようで、みな若干すこしづつ違っています。これは学校
の教科で習う歌じゃないから、地区別に歌い継がれていくうちに変化してい
ったんでしょう。だから、これが正解ってのはないんだと思います。

しかしこんな唄、今でも歌われているんだろうか?もし、消滅していると
したら、いつごろまで歌われていたんでしょうね。

路地で遊ぶ子供たちの姿が消えた時代と重なっているんだろうなぁ。

ところで、「朝早よ起きて、東山見ればサルのケツ真っ赤か」という唄は
その場にいた全員に「知らん!」と言われてしまった・・・・・・。