秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

言葉の匠。その3.

2009年08月09日 09時03分41秒 | おもろい関西人。
もうエエかって言いながら書き込んでしまう悲しいサガ・・。

これは芸短時代に私の身の上に起こった悲しくも愚かしいデマ話。

あの頃、ルアーフィッシングが流行し始めた時代で、釣り馬鹿の私もロッドを
抱えて海や川に出かけておりました。

思い出すのもオゾマシイ出来事なんですけど、そんなある日、兵庫県のさる池まで
ブラックバスを狙って足を伸ばしたのです。(今みたいに繁殖してませんでした)

岸よりボート釣りが主流だったので、その日も友人と二人で同乗。

しばらくキャスティングを繰り返していたとき、頭蓋骨にカツーンという衝撃。

刺さってました、ワタクシの頭部にルアーが・・。しっかりと・・・・。

馬鹿な友人が狭いボートの上からサイドキャスティングしやがったんデス。

そのルアーは押せども引けども頭蓋骨から離れません。仕方ないからボートを降り
て、病院へ。メスで切開して外して貰ったけど、人間の頭部にあれほど血が集まって
いたとは。ホンマ、メスを入れたとたん、漫画みたいにピュ~って血が吹き上がりましたね。

それからしばらくは抜糸まで頭に包帯を巻いて通学してたんですけど。

そんなある日、教室の女性たちの私を見る目がどうもオカシイ・・・。
ま、もとから尊敬の眼差しで見られるとうような事はありませんでしたけど。

なんか変な空気を察して、同級生の一人を問い詰めたら・・・。

私の頭のケガ、女性を襲って壷で頭を割られた、というウワサになっとりました。

そんなオモロイデマを流すヤカラは奴しかいない、と○本を問い詰めたら、やはり
ソヤツでした。

この男前科があります。

校内で捨て犬がいまして、誰も飼えないっていうもんだから、私が飼う羽目に。

まだ子犬ですから、家の中じゅう走り周るんですよね。

私が廊下で横になってたら、コイツが顔の上に登って遊ぶんですよ。
(遊べるほど大きな顔で悪かったナ!)

で、顔を嘗め回している時、足を滑らせて落下。牙が私の瞼に引っかかって、これ
また大出血。しばらくバンドエイドを貼ってました。

ある朝、教室に入ったら、友人の一人が、「お、犬の餌を横取りしようとして、
餌皿に顔突っ込んで噛まれたそうやね~」、ときましたね。

まったく、オモロイデマを捏造させたら天才でしたね彼も。

こんな言葉の匠たちですけど、彼らは悪意を持ってデマを流すことはしません。
(持ってたりして・・・・。)

流された相手が「バカヤロー!でも、オモロイやん」と笑い流す人間をターゲット
にします。そして大事なことは最終的に流した本人が特定できるって事です。

顔を隠して卑劣なデマを流したり、中傷記事をネットに書き込んだりする人間は
「言葉の匠」とはほど遠い存在ですナ。


写真は本文とは無関係なんですけど、最近Mちゃんが来店すると必ず「お願い
、アレ作って~」とおねだりする一品、「梅干&柚子胡椒のたたき、大葉和え」。

メニューには無い品ですけど、常連さんたちには人気があります。