優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

方言

2017-02-25 16:00:01 | 日記
この年になるまで知らなかったのだが、普段何気なく使っている「よりだったら」という言い方が、方言だったという驚き。

「〇〇よりだったら」は〇〇するくらいならという意味合いと、どちらかと言えばというニュアンスを持ち、例えば「飲み会に行くよりだったら家に帰って寝てた方がいい」とか「やりたいことを我慢して生きるよりだったら自分の好きなように生きる方がいい」というように使っている。「今飲みたいのはコーヒーよりだったらお茶かな」などとも言ったりする。

「より」という言葉も「だったら」という言葉も標準語なのに「よりだったら」になると方言だというから面白い。

二男が、方言を研究している先生の本にも書かれていたと教えてくれた。
その先生は関西出身の人で、数年前までこちらの大学で方言を研究していた人だ。その時私はなぜ地元の方言を他県の人が研究するのか不思議に思ったのだが、なるほど地元の人間は当たり前だと思って気が付かないからこそ他所の人が研究するんだなと思った。

試しにネット上で使われているかと検索をかけてみたら、ツイッターやブログで引っかかったものが3件あった。
ということはそれを書いた人は同じ地域の人間である確率が極めて高いってことだな。


誉め言葉

2017-02-22 14:13:18 | 日記
先日、市民演劇サークルをやってる友人の公演があり、観に行ってきた。
市民サークルとは言え、他にもいろいろな活動をしている人たちが集まっているので、脚本もさることながらなかなかの完成度だった。

友人はおばあさん役で、主役である。
おせっかい、空気が読めない、とんちんかん、時代遅れ、頑固、世話好き、等々上手に演じられていて笑いあり涙ありの公演だった。

でも友人は、前作では男をたぶらかす花街の遊女役だったので、「きれいだった」とか「妖艶な魅力が出ていた」とか誉め言葉がいろいろあったのだけど、年齢的には(40代でおばあさんになる人もいるのだから)間違いないのだが今度会った時、これはちょっと考えて物を言わないといけないかと思案している(笑)

春まだ遠し

2017-02-20 23:24:44 | 日記
夫が同僚と行くはずだった出張が、会議そのものが中止になったため取りやめになった。でも夫は、やっとのことで予約がとれた老舗の温泉旅館をキャンセルするのがもったいないからと私を誘うので(もちろん自費ですよ、やましいことはありません)何もこの寒い時期に行かなくとも…と乗り気ではなかった。

ところがその温泉に行く途中に私が行きたいと思っていた場所があることが判明。
そこへ寄ることを条件に行くことにした。

その一つが一関市にある「石と賢治のミュージアム」で、宮沢賢治が技師として勤めた旧東北砕石工場(国の登録有形文化財で現在は内部改修のため見学不可)に併設された博物館だ。賢治は晩年石灰のセールスに東奔西走し、身体を壊し37歳で亡くなってしまうのだが、病床でも土壌改良のための肥料設計などをしていたということである。亡くなる前の数年間、技師として販路拡大に尽力した賢治のことを知りたくて、以前から行きたいと思っていたのだ。

もう一つが仙台市にある「万華鏡美術館」である。私の好きな作家レイ・ブラッドベリのイメージがまさにカレイドスコープ(万華鏡)であり、その小説を読むと美しくも妖しく不思議な世界に引き込まれてしまう。最近テレビで万華鏡美術館のことを知り、是非行ってみたいと思っていたのである。

やはり夫はそのどちらにも興味なさそうだったが了承してくれた。

当日家を出るとき、案の定天気は悪かった。2,3日前には道路の雪も解けて道のわきに残る雪だけがまだ冬であることを物語っているに過ぎなかったというのに、一転して雪景色。しかも高速では猛吹雪でホワイトアウトする始末。やはりそうかと諦めていが、県境を超えたらいい天気ではないか。日本海側と太平洋側ではこんなにも違うんだなと、冬から春へ季節が一気に変わっったように思えた。
おかげで一泊二日予定通り私の希望した二か所を回ることができ、夫の念願の温泉にも入ることができた。

ただ、今日の夕方家に帰ってきたら、季節はまた春から冬へと逆戻り。雪で道路が酷いことになっていた。家の前の道路で車が埋まりそうになり、家に着くなり雪かきをする羽目になった。
私たちが留守にした一日で大雪が降って、昼過ぎから雨になったため水分を含んだ雪が轍になって、それが夕方から気温が下がったため凍ってきて酷いことになったらしい。

春まだ遠し。でも奮発して買った万華鏡を見て癒される私だった。


駐車トラブル

2017-02-17 21:08:51 | 日記
訪問介護の仕事で公営住宅に行くのだが、駐車場に車を停め一時間して帰ってきたら私の車の前に移動できないように車が止められていた。困って途方に暮れていたら、近くを住人らしき人が通ったので聞いてみると、その車は〇号室の人のだというので行ってみた。
チャイムを押すと出てきたのは40代くらいの女性で、事情を話すといきなり怒りモードマックスでまくし立てられた。
どうも私が停めていたのはその女性の駐車場所だったらしい。私が前任者から聞いていた駐車場は「入り口から三番目」だというので何の疑いもなくそこへ駐車していたのだが、実は入口が対角線上にもう一つあってそっちが正しい場所だったのだ。

もうこれは完全なる私の勘違いで申し開きのできない事なので、謝って許してもらうしかない。
申し訳ありませんでしたと、土下座する勢いで何度も頭を下げたのだが、その女性は全く聞き入れてくれずますます怒りまくってがなり立てるので、逆に私の方が冷静になることができた。まずその女性が言いたいことを言い終わるまで神妙に聞いていた。
そして、全くもって私のミスです。本当にご迷惑おかけしましたと何度も謝ったのだが怒りは収まらないようなので、どうしたら許してもらえますかと聞いてみた。ところがどうも要領を得ず、そのうち
「私が離婚したからってバカにしてるんでしょ!」
と言うではないか。
「どうせ私がバツイチだからって皆馬鹿にしてるのよね!」
と。

なぜそんな話になるのか私は意味が解らず頭の中がはてなマークになったが、
「どうなのよ!何とか言ったらどうなの!」
と言うのでしょうがなくて
「馬鹿にしていませんし、離婚されたことで馬鹿にするような人はいないと思います」
と答えた。
その上聞きもしないのに娘が一人いるがその娘にも自分のことを馬鹿にされるというようなことをがーがー(私には壊れたラジオのようにしか聞こえてなかったけど)言っていた。
埒が明かないので私は
「会社に電話して上司からも謝罪してもらいます」
と言って、主任に事情を話して電話に出てもらった。そのころにはその女性も少しは落ち着いてきて電話で主任と話して最後に
「警察に届けますから!」
と捨て台詞のように言って、やっとのことで車を退かしてくれた。

夜に警察から電話があった。
「大丈夫ですか?解決しましたか?駐車場のトラブルは関与しませんので」とのことだった。

この年になって他人からあんなに頭ごなしに怒られることって無いのでさすがにびびったけど、なんだかなぁ…

怒りの感情は二次感情ということだから、きっとあの女性があんなに怒りを爆発させたのは一次感情にある不安、寂しさ等がそうさせたのだろうか。
娘さんと二人暮らしだと言っていたが、この先大丈夫だろうか。もう関わり合いたくはないけれどちょっぴり心配。

本当にやばいことって

2017-02-14 21:35:46 | 日記
地元出身の作家さんが新聞に歳時記を書いており、その最後に
「本当にやばいことは日記には書かない…」
と記していた。
あぁ、なるほど。エッセイやコラムなども書いているその作家さんでも日記には「本当にやばい」ことは書かないのか、と妙に納得。

今日夫が出張で不在なので夕方、何もしないでパソコンで映画を見ていた。
B級ホラー映画である。ちょっとやばいやつだが、誰にとがめられるわけでもないので音量も普通にしていたら、外で車のドアが閉まるような音がした。でも夫は今東京に行ってるはずだし気のせいと思っていたら、惨殺シーンでいきなりガチャガチャと鍵の開けられる音。ホラー映画と相まって、ぎくっとして振り返ると、二男が来ていた。出張の帰りにちょっと寄っただけとのこと。
「何よー、来るなら来るって言ってよ!びっくりするじゃん!」
と言いながら私は慌てて動画をを消した。
まぁ、「本当にやばい」映画では無かったんだけど、ちょっとやばいやつだったからね。