優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

思えば年を取ったもんだ

2017-01-29 13:41:29 | 日記
同期会があってぎりぎりまで参加しようかどうか悩んでいた。車で1時間半なので行こうと思えば行けるのだが、しばらく前から天気予報で当日は暴風雪だと赤い字の警報が出ていたこともあり億劫だったのだ。
去年やはり中学校の同期会に出席した夫が、節目の年なんだし行った方がいいと勧めるので、でもなぁ…と渋っていたら、じゃぁ送迎してやるよと言うので出席することにした。
ところが当日は拍子抜けするくらい穏やかな天気で路面の雪もすっかり溶けており、心配も稀有に終わった。

何十年ぶりで会う同級生は、女性はそんなに極端に変わったという印象はなくそれなりに年を取ったねくらいだったが、男性の方は全く名前と顔が一致しない人ばかりだった。先生が卒業アルバムを持ってきていたので見せてもらったが、それと見比べても分かった人は数人だけで、そこにいるおじさんやおじいさん(!)たちがこの写真の中の少年だったのかと驚くばかりだった。
女性陣も同じような感想で、その原因はやはり頭髪の変化によるものだという結論に達した。私が、女性の場合はお化粧なり白髪染めなり普段から美容にも気を使っているけれど、男性の場合もちろんそういう人もいるだろうけど自然のままの人が多いだろうからね、と言うと隣の友人に「そもそも染められる毛髪があればの話だね」と言われた。

我がクラスには同級生同士で結婚したカップルがいるので奥さんの方に「旦那さんどこに座ってるの?」と聞いたら今日は一緒に来られなかったとのこと。その彼も昔美少年であったので現在の姿が見られなくてちょっぴり残念であり、またほっとしたところでもあるかな。

同級生たちがまずまず健康でそこそこ幸せにこの年を迎えられたことに感謝。
そして迎えに来てくれた夫に感謝して帰路に就いた。

忘れることの不幸せ 忘れることの幸せ

2017-01-22 08:30:09 | 日記
去年の秋にグループホームに入所した姑は、夫と私が面会に行くと一応、来てくれてよかったと喜ぶ。
施設の職員さんが姑に「この方はどなたですか?お名前を教えてください」と言うと姑は??と言う表情で「誰だっけ」と困っている。
職員さんが私に「毎日、〇子さんは来ないのかと言ってるんですよ。さっきも〇子さん来るか?と言ってたのに」と耳打ちし、「ほら、〇子さんでしょ。よかったねぇ、来てくれて」と言うと姑は「〇子さん…?」とわかったようなわからないような反応だった。
おそらく職員さんたちが常日頃家族の名前などを復唱させてくれているのだと思う。そのせいか姑は自分の息子の名前を長男と次男の順番に言って私にこれで合っているかと聞いていた。
そこに長男である夫もいたんだけど姑は「あれは△(次男)か?」とわざわざ間違っていたので私は夫の顔を見て苦笑いした。
そういえば友人も認知症の一人暮らしの実母を引き取って同居を始めたんだけど、「娘の私(S子)の前で、S子にこんなこと言われたのよ~と愚痴を言うので、何が何やら」と言っていた。
姑の場合はあれだけ可愛がっていた孫たちの存在すら忘れてしまったので、それはかわいそうだなと思うのだが…。

でも姑は過去に確執のあった親戚のこともトラブルを起こした近所の人のこともすっかり忘れているようなので、そのことで怒りまくることも無くなったし、身体のあちこちに不調を見つけては病院に連れて行ってくれと騒いでいたこともすっかり忘れたせいか、逆に体調もいいようだった。
優しい職員さんが四六時中居てくれて清潔で暖かい居室、何の心配もなく過ごせるのは幸せなことだと思う。ケアマネさんにも、入所のタイミングが早くても遅くてもうまくいかなかったりするけれどうちの場合はちょうどいいタイミングだったと言われた。


捨てる

2017-01-02 22:02:38 | 日記
年末に夫が開かずの間を掃除していたとき私は自分の引き出しを片付けた。
片付け方として、夫は三日三晩寝食を忘れて没頭するタイプ。私は30分だけ集中しあとはまた気が向いたときにやるタイプ。

なので今回も私がやったのは引き出し一つだけ。その引き出しには数冊の日記が入っていた。二十代の結婚前に書いたものが3冊、それは10年位前にも捨てないでとっておこうと思って押し入れから引き出しに入れ替えたものだが、今ちょっと読んでみたら、まるで中二病だよ。まずい、もしこれが誰かの目に留まったらと思うと恥ずかしくて居ても立っても居られない。というわけで今回捨ててほっとした。

あとは子供たちが生まれる前後に書いた出産、育児日記のようなものが数冊。これは先輩ママが、息子たちが反抗期を迎えたときに読み返し、五体満足で健康でいてくれるだけで他は何も望まないと思った純真な気持ちを思い出すために日記をつけていると言っていたのを聞いて真似して始めたのだが、肝心の反抗期の時には忘れ去っていたので読み返すことはなかった。この数冊も今一度目を通したら捨ててもいいなと思っている。

ノートを数冊捨てただけでは何も変わらないけれども、身軽になるためには出来ることから取り組んでいこう。