それにしても、今年の夏は暑かった…。
暑さのせいではないと思うが、一ヶ月の間に我が家ではプチ不幸なことが起こっていた。
まず、始まりは長男のバイク事故。
そもそも、バイクという乗り物に対してはいまいち信用の置けない私。
事故を起こしたという連絡に、最悪の事態も想起した。
ところが、バイク自体は自走できないくらい損傷したというのに、傷はガードレールについたもの、腕についたものどちらもかすり傷程度で、そちらの弁償および病院の必要もないような、なんとも不思議なくらいラッキー?な事故だった。
長男もこのことで、慢心が引き起こす危険を思い知ったことだろう。
それからまもなく今度は、次男のバイト中の接触事故。
本人直進中に、右折の車がぶつかってきたというもの。
これもフロント部分がかなり壊れたようだが、実況見分でも相手の車の過失が8割ということで、バイトも首にならずにすんだ。
それより何より、大学の実習を控えていたので、怪我がなくてよかった。
そして私である。
仕事中に転倒して、目の上を4針縫う怪我をしてしまったのだ。
介護の仕事をしている私は普段、利用者さんに「転ばないようにね~」と口癖のように言ってるわけだが、今回のことはまったくしめしがつかないできごとだった。
だがこれも、すぐ近くに総合病院がある場所だったので、外科に連れて行かれたのだが、傷口を見たお医者さんが、「あぁ、これは、眉にかかっていますから、形成外科のほうに連絡しときますからそちらに行ってください」とのこと。下手に縫うと、眉が段違いになってしまうこともあるそうなのだ。あとで、「ラッキーだったね、ここの病院の形成外科は週三回しかやってないんだよ」と言われた。私が行ったのはちょうどその、やっている日だったのだ。
最後は(最後と思いたい!)夫である。
新車を買ってから、大事に大事に乗ってきたその大切な車が、後ろを見ないでバックしてきた車にぶつけられてしまったのである。
これは、駐車場で停車中だったので、もちろん100%向こうが悪いわけだが、愛車を傷物にされた夫の落ち込みようはかなりのものだった。
それ以外にも、あの猛暑続きの真っ只中、エアコンが突然壊れたこともあった。修理が追いつかず、6日間エアコン無しの生活もした。
九月に入り、さすがに暑さも幾分和らいできたが、この暑さは異常気象ということで片つけられるのか、それとも温暖化によって年々普通のことになっていくのだろうか。
それが人類に警鐘を鳴らしているのだとすれば、我が家のプチ不幸も、自分自身を振り返って見ろという警告と捉え、慢心することのの無いよう気をつけたいと思った。