優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

鬱にならないために

2012-01-27 22:17:49 | 日記
毎年この時期は鬼門である。

連日の吹雪

凍てつく寒さ

インフルエンザやノロウィルスの流行

路面の凍結による事故

外はまるで水墨画のよう

空を見上げても鉛色の雲が全体を埋め尽くしている


太陽だよ

太陽の光を見なくては

気持ちも重く沈んでしまう

明日こそは、お日様が見られますように

Sくん

2012-01-11 09:45:33 | 日記
小麦粉を部屋中にばら撒いて無邪気に遊んでいるこどもの映像を見たが、本当に1、2歳頃のこどもって、言っても聞かないし何やらかすか、はらはら冷や汗ものだ。

Sくんは精神発達遅滞があり、年齢的には中学生だが、知的レベルは1歳に満たないかもしれない。
当然、彼には何の悪気があるわけではないのだが、やってくれることは、子育てをした人なら想像できるだろうが、とほほ…なことばかり。

私は彼を安心安全に見守って、迎えに来たお母さんの元に笑顔で返してあげることが仕事なので、危険なことと不潔なことだけは気をつけて、後は多少目をつぶって機嫌よく過ごしてくれればと思っている。

とは言え、いたずらしても1,2歳の子供だったら、ひょいと抱き上げてその場から引き離すとか方法はあるだろうが、なにしろ彼は小柄だとはいえ中学生。
その時の気分で自分の気に入った何かを見つけると一目散に突進し、すばやく引き裂く、投げる、かき回す。そしてその場から動こうとしない。
時間があるときはこっちも落ち着いてゆっくりと、彼の気をそらすよう仕向けることが出来るのだが、急いでいるときはそうもいかない。
無理やり彼の身体を引っ張って、何とか反対方向へ歩かせようと、
「Sくん、そっちじゃないのよ、あっちに行かなきゃね…」
と、口調は優しく、けれども私の顔は引きつってることは間違いない。

あぁ、でも、Sくんの無邪気な笑顔…。

そしてSくんのお母さん…。
美人さんなのだ。いつも笑顔を絶やさない。
どんなにか苦労してきたことだろうと私などは、普段の生活を心配してしまうわけだが、Sくんのことは積極的に外へ連れて行ったりしており、
「この前、道路を歩いてたら、オムツが濡れたらしく、いきなりズボン脱いじゃって…、誰かに見られてたらきっと変態だって思われちゃったかも~」
などと、笑いながら教えてくれたりするので、私などとは人間のレベルが違うなーと、その美しい笑顔に感服してしまうのである。

私たちがSくんと関わるのは彼が卒業するまでの期間だけだが、どうか、Sくんの行く先が理解ある人々でありますように…、卒業という言葉が近づいてきた今日この頃、願わずにいられない。