優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

1987年2月の日記より(初めての風邪)

2020-04-30 10:54:08 | 日記
2月1日
 SUは最近、我が強くなってきました。夜泣きしたり、思い通りにならないとキーキー声を出して暴れます。
2月4日
 生後10か月。今まであまり手がかからなかった分が今一挙に来たという感じで大変。夜中の2時頃に起き出して騒ぎます。寒い。
2月11日
 おじいちゃんがおもちゃの車を買ってくれました。それから「ばんざい」を教えてもらい、SUに「万歳は?」というと両手を高く上げます。猫の絵を見ると「にゃぁ」、「ねんねは?」と言うとタオルを敷いてある所へ行って顔をうずめます。
2月13日
 うつ伏せで寝ていることが多いです。まねっこができるようになり、チョッチョッっと舌打ちをしたり、はいはいで片手を高く上げたり、歯ブラシを口に入れてかみかみします。日増しにいろんなことが出来るようになり、それにつれて危険度も増してきたので、おんぶすることが増えました。
2月21日
 SU初めての風邪です。夜泣きもあり、どうも数日前から咳や鼻水が気になっていたのですが、食欲も便も変わりなかったので様子を見ていたら今朝は何だか身体が熱っぽいではないですか。慌てて熱を測ると37.3℃。病院に連れて行くと喉が赤いと言われました。早く良くなりますように。
2月23日
 熱は微熱程度で快方に向かい良かった、、、と思っていたのですが、夕方から下痢が始まり、食あたり?風邪のぶり返し?他の悪い病気?と初めての事態にオロオロし育児書や家庭の医学を引っ張り出して読みました。
2月24日
 昨夜から20分毎に寝返りして眠れないでいるようだった。一晩中そんな状態が続き熱も上がってきたので明け方座薬を入れる。朝になって病院へ連れて行く。ぐったりして熱のためほっぺも真っ赤になっていた。嫌がる薬を無理に飲ませたため、せっかく食べたおかゆやミルクを全部吐いてしまった。
2月27日
 薬で熱は下がったものの、今度は消化不良を起こし下痢と嘔吐が続いている。熱が無いのでわり合い元気で食欲もあるのだが、何しろ胃がしっかりしていないのでせっかく食べたものを全部出してしまう。こんな時はあれだ、お父さんにポカリを買ってきてもらう。

(今でこそスポーツ飲料だけでなく経口補水飲料もいろいろあるし、ベビー用の物も販売されているが、あの当時はポカリしか無かったような気がする。この時以来発熱や下痢を繰り返すようになるのだが、ポカリには大変お世話になった)

1987年1月の日記より(生後9か月)

2020-04-24 12:55:11 | 日記
1月5日
 いよいよSUも9か月になり食事も3回食に。母乳も徐々に減らしていこうと思いますが、ミルクをあまり飲みたがりません。左手の指しゃぶりが頑固になっています。
1月7日
 年末からSUの日課にTVが加わりました。朝8時から30分間の「ポンキッキ」です。終わりの方に流れる「いろんなくるま」が好きで、そこだけは真剣に見ています。やっぱり男の子だなぁ。
1月9日
 昨日やっとはいはいができるようになったと思ったら、今日はもうとっとこ上手に進めるようになりました。哺乳瓶の乳首を別のものに取り換えてみたらミルクを飲むようになりました。断乳間近か。
1月11日
 SUに「うたのえほん」を見せると「うー、うー」と言います。うたのつもりなのかな。お父さんの眼鏡に興味津々です。しょうがないので古い眼鏡を貸してあげると満足げな顔。あんなものでどうやって遊ぶのかと思って見ていると、とにかくひっくり返したり逆さまにしたりして喜んでいます。へんなの。
1月12日
 三回目の予防接種。他の子が泣いてるのを見ても我慢していましたが、さすがに注射の針が近づいてくると「えーん、えーん」。
1月13日
 どか雪が降り、この冬初めての除雪車が来ました。今ではもうはいはいで部屋から部屋へあっという間に移動しています。
1月17日
 お父さんが帰宅すると、まとわりついてご飯もゆっくり食べられないほどです。新聞を広げると上に上がって来て、遊んでほしいアピールです。絵本の猫を見せると「にゃー」と言います。
1月23日
 今週初め、SUの足の小指に、おばあちゃんが編んでくれた靴下のゴムが引っかかってたのに気づかず大騒ぎになった。大事には至らなかったのだけれど、泣き止まないSUの原因にしばらく気づけなかったということがとても悔やまれ、私はそのことでかなり落ち込んだ。そして週末の今日、今度はおばあちゃんがミルクを飲ませようとしてSUの顔にガバッとこぼしてしまった。おばあちゃんは「目に入った⁉耳に入った⁉」と青くなっていたがSUはびっくりして泣き出したものの大丈夫そうだったので、大変なことをしたというおばあちゃんに、大丈夫ですよと落ち着いて声をかけることができた。今週はSUにとって災難続きの週となってしまった。
1月24日
 SUはテーブルにつかまって、よいしょっとばかりに立ち上がりました。やった、やった、とみんなで喜んだらSUは得意になって次々にいろんなものにつかまって立っていました。
1月27日
 少し伝い歩きができるようになりました。気に入らないことがあるとキーキー声を出して抗議します。ほとんど昼寝もせず遊びまわっていたので夜9時に眠りにつき、やれやれと思っていたらお父さんが酔っ払って帰って来て「SUちゃん」などと言いながら酒臭い息を吹きかけていました。
1月31日
 お父さんにSUを見てもらって買い物に行って来たら、目を離したすきにほっぺをぶつけたらしく青あざになっていました。お父さんも青くなって心配していました。上の前歯が顔を出したので、ベビー用の歯ブラシを買ってきました。

(初めての子の育児は初めて尽くしなので、誰もがてんてこ舞いする様子が思い出されました。
晩年は認知症のため困った行動が多く会話も成り立たなくなってしまった義母ですが、初孫であるSUのことは本当にかわいがってくれました。
こうして過去の日記を読み返すことでそのことを思い出し、感謝の気持ちを上書きしていこうと思いました)

こんな時だからこそ、雨ニモマケズ by宮沢賢治

2020-04-22 10:22:00 | 日記
絶対に大丈夫だろうとは思っていたが、友人がコロナウィルス感染者の濃厚接触者の接触者、の接触者ということで自宅待機になっていた。一週間ほどで濃厚接触者全員の陰性が発表されたのでその時点で疑いは晴れたのだが、一応会社の決まりで二週間自宅待機ということなので休まざるを得ないらしい。
もう一人の同僚は、これも明らかにコロナウィルスとは関係ないと思うのだがちょっと熱があったらしく、自分から二週間休みたいと申し出があったそうだ。彼女は神経質なところがあり普段から些細な事でも気に病むタイプ。万が一何かあったら自分のせいで大変なことになると思うと、とても仕事に出られないとのことである。
また、地元のタレントさんがプライベートでお花見スポットに出かけたのを目撃されたらしく、自粛のさなか来るな、と住人らしき人が掲示板に書き込みしていた。そこは車から降りなくても十分楽しめるので、私も週末にどこにも寄らずドライブしてきたのだが、そういったことでも不愉快に思う人がいるんだなと考えさせられた。
みんな何かしら不安を抱き、そのことでイライラしたり心が塞いだりしている。目に見えない敵との戦いはいつまで続くのかな。2020年という年が後世にどんな風に記載されているのだろう…。

1986年12月の日記より(初めての冬)

2020-04-15 10:03:01 | 日記
12月1日
 二日前買ってあげた童謡のカセットテープとラッパのおもちゃ。皆にそんなものまだ早いとか、ラッパなんか吹けるわけないとか言われましたが、今日「プープー」と上手に吹いていました。やったー、やったーと、うれしくて抱っこして部屋を一周しました。童謡も喜んで聞いていますよ。
12月3日
 今日は二回目の予防接種。お風呂に入られないというのに4回もうんちをしました。壊れて一部音が出なかった電子オルガンが、なぜか直っていました。昨日SUに遊ばせたときよだれが落ちたのでそのせいか…?
12月4日
 食事の時スプーンがSUの口の中でカチッと音がするので、?と思ってのぞいてみると何やら歯の先っちょが顔を出しているようです。いよいよ歯が生えてきたのです。昨日の注射の跡が2cmくらい赤くなっています。
12月9日
 生後8か月になってからは母乳だけでなくミルクも飲ませているのですが、あまり飲みたがりません。離乳食はよく食べます。右手にラッパ左手にガラガラを持っての一人合奏はなかなか上手です。
12月10日
 やっと腹ばいで前進できるようになりました。目の前のおもちゃが欲しくて夢中になって手を伸ばし、おしりを持ち上げ、ずりっ、膝を曲げ、ずりっ、と前へ進みだしました。はいはいではなく、はいずりです。紙を破いて遊ぶのが好きですが、ついに食べてしまったようで、ウンチの中から残がいが…。
12月12日
 昨日よりも今日、というように日増しに行動範囲が広くなり目が離せなくなってきました。片手で座布団を持ち上げるくらい握力も強いです。妹(Mおばさんですよ)が遊びに来ました。人見知りするかと思ったけれど泣きもせず普通にしていました。
12月13日
 最近SUは寝る前にぐずったり騒いだりしているとき、私の「歌の絵本!」という言葉で静かになります。お父さんが驚いていました。
12月15日
 ミルクを飲ませてもせいぜい100㏄飲むと頑として受け付けず、おっぱいをあげるまでストライキです。口の中をのぞくと可愛い歯が二本顔を出していました。だーだー、うきゃきゃー、と何やらおしゃべりしています。
12月16日
 右手に持ったビスケットが小さくなり思うように食べられないので、左手の親指と人差し指でつまんで上手に持ち替えていました。夜から明け方にかけてくしゃみや咳が出ていたので心配でしたが、日中は元気に過ごしました。寒かったのかな。
12月18日
 氷点下3.8℃。つけ置きのおしめの水も凍っていた。SUが最近凝っているのは「紐」です。エプロンのひもやリボンテープはまだしも、電気コードを見つけると一目散に這って行って引っ張ろうとするので危険です。隠しても見つけるのがうまいです。
12月19日
 高這いの格好をしていた。隠れて見ていると、探しながら首を傾げてこちらをじーっと見ている様子がかわいい。
12月21日
 SUは敷居を超えて部屋を往復していました。とにかく紐を見つけると夢中になって這ってきます。
12月22日
 冬がやってきました。雪です。道路も凍って家の前でスリップ事故がありました。SUは元気いっぱいで、布団の山も乗り越え私のお腹も乗り越え動き回っています。

贅沢を言わせてもらうと

2020-04-10 15:08:02 | 日記
緊急事態宣言に揺れる7都府県。
私の県では感染者は出たものの感染経路が明らかになっており、市中感染は(今のところは)無い(ことになっている)。それでもいつどこで発生するか分からず、日常生活においても不穏な空気が漂っている。
そんな中、学校も始まり新入生と思しき生徒を目にし、もうそんな時季なんだと気づかされる今日この頃、勤め先の事業所から通達があった。
都会から帰省してくる家族がいる、もしくは同居している人が仕事や旅行で県外に行き、帰ってきたということがあればすべて報告すること。そして自身の健康観察を行い、身体の不調があれば連絡すること等。
今季はインフルエンザの流行も早かったので私は去年の11月頃からずーっとマスクをして歩いている。買い置きのマスクが心細くなってきた時、職場の同僚が「会社で皆にマスク配布するって言ってたよ」というので喜んだら、なんとそれは布マスクだという。つまり政府が(466億円かけて!)各世帯に二枚配布するというあれと同じやつだ。
あれかー……。どうせなら同じ布マスクでも都知事がやっているあっちのおしゃれな方がいいな…。