優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

年度末

2017-03-31 19:24:48 | 日記
今日は3月31日。退職者の辞令が交付され、明日から新年度が始まる。
県の職員も退職者の半数近くが再任用されるとのことだが、私の事業所は半数どころかほぼ全員が再任用だ。
しかも介護部門は正社員が60歳まで、契約社員が65歳まで、登録社員は70歳までと定年が延長された。
慢性的な人手不足のため定年退職者にやめてもらうわけにはいかないのだ。
ものすごい高齢化事業所だ。
しょっちゅう募集はしているのだが、たまに若い人が入社しても長続きしない。3日でやめた人もいた。
もし自分が身体壊してヘルパー頼んだら、来た人が自分より年取った人だったりということもあり得る。ドリフのコントでそんなのがあったような…。
私もいったいいつのタイミングで仕事を辞めるべきか考えてしまう。
とりあえず明日からの新年度、頑張っていくとするか。

チェックリスト

2017-03-25 23:22:21 | 日記
新聞に、車の運転における認知機能低下の早期発見チェックリスト(高齢者安全運転支援研究会)が載っていた。
夫に「これは危ないかも」とか「これは無いよね」とか言いながらやってみた。

・車のキーや免許証を探し回った

これは夫は車に限らず家の鍵やカード、その他諸々しょっちゅう探し回っているので、嫌味たっぷりに「あなたはこれが当てはまるね」と言ってやった。

私の場合は、この前大型ショッピングセンターに行った時、いつも北側に停めるのだが満車のため店の東側に停めたらどこに停めたか分からなくなって自分の車を探すのに10分以上行ったり来たりしてしまったので、

・駐車場で車を止めた位置が分からなくなった

これは当てはまるかも。

・アクセルとブレーキを間違えた

さすがにこれはないわ。

その他、ウィンカーを出し忘れたとか、会話しながらの運転がしづらくなったとか、15項目のうち3つ以上当てはまる人は要注意とのことである。

その中で、こんなことあるか!?と私が笑ってしまった項目が

・車で出掛けたのに他の交通手段で帰ってきた

というものである。
「そんな人いるか?」と私が笑いながら言ったら夫が「いる」と言うのでえっ?と聞き返すと夫曰く
「オレ、たまに弁当持って行くとそれ忘れて昼飯食べに外出してしまったことある」とのことである。
うん、まぁ、同じようなドジだね。
だけど、ドジで済んでるうちはまだいいけど認知症の始まりだったら確かにけっこうやばいことだ。

名前

2017-03-20 09:22:01 | 日記
グループ内に複数いる名字の人は下の名前かあるいはフルネームで呼ばれたりするが、大人になってから(ましてや中高年になってから)他人に名前を呼ばれるときは苗字であることがほとんどだと思う。
私の場合も当然名字で呼ばれている。
ところがフィットネスクラブに入会したとき、いきなり下の名前で呼ばれたので、最初のうちは違和感を感じなんとなくこそばゆいような変な気持ちになった。そういえば結婚して名字が変わった時もしばらく違和感があったが、考えてみれば下の名前は親が名付けてからずっと変わっておらず慣れ親しんだ名前なのだからむしろそう呼ばれても違和感など感じなくてもいいようなものだが、自分の名前を自覚させられたような変な気持ちになった。

昨日グループホームに入所している姑のところに行ってきた。
入所してから半年になり、ちょっとトラブルがあって部屋を職員の近くの方に変わったということはあったが、まずまず落ち着いているようだ。
ただ一つ気になったことがある。入所した当時は姑も名字で呼ばれていたし、持ち物の名前もそう記入されていた。ところが昨日行ってみると新しい歯磨き粉に書かれていた名前が名字ではなく下の名前の方だったのだ。そういえば前回面会に行った時、隣の部屋の人に下の名前(呼び捨て)で呼ばれていたことがあった。

これには実は思い当たることがあって、姑は入所する前の5年間デイサービスに行っていたのだが、その時もはじめのうちは名字で呼ばれていたのだがいつのまにか職員さんからも利用者さんからも下の名前で呼ばれるようになっていたのだ。それどころかSちゃん、とちゃん付けで呼ばれたりもしていた。
私の行ってるフィットネスクラブでもメンバーさんは下の名前で呼ぶようになっているので、もしかしたらそこのデイサービスもそういうきまりでもあるのかなと思って姑に聞いたことがあった。そうしたら姑は、「他の人は皆名字で呼ばれている。自分のことを(若い男性介護士に)Sちゃんと呼ばれると(他の利用者に)なぜあの人だけ親しげにちゃん付で呼ぶんだ?何かあるのか?と要らぬ勘繰りをされる」と言っていた。姑はそんなことを言っていたが、まんざらでもないようだったので、私も「良かったじゃないの。つんけんされるより、そんなに親しく呼んでもらえるんだからありがたいと思った方がいいよ」などというようなことを話した。

今回全く違う施設でも同じような経緯を辿ったことが面白いというか不思議で、どういうことなんだろうと思った。
ちなみに私が(介護の仕事で)就寝介助のため訪問した利用者さんは姑と同じ年なので、どう思うか聞いてみたら「自分は下の名前で呼ばれたらちょっと嫌だ。ましてや〇ちゃんなんて呼ばれたら絶対馬鹿にされてると思う」とのことだった。

カラス

2017-03-14 23:16:04 | 日記
市街地を車で走行中、道路の真ん中あたりに黒いものが落ちていたのでスピードを落としながら見ると、カラスであることが確認出来た。どうやら車にはねられたようだ。
この辺はクルミの木があるのでカラスの餌場になっている。秋には気を付けないと上からクルミの実を落としてよこすのでやっかいだ。車に轢かせてちゃっかり実を割ってもらおうとしているのだが、いつぞやはガンッと大きな音がして車の真上に落とされたことがあった。

にっくきカラスなのだが、よく見ると車に轢かれたカラスの横にもう一羽いて、一生懸命に動けないカラスを助けようとしているではないか。車が近づいても逃げようとせず、相方のカラスを何とかして動かそうとしていた。カラスでもやっぱり仲間は見捨てたりしないんだな、きっと相方が死んでしまったことが解らず、早く起きて、ここに居たら危ないよと必死に呼びかけてるんだ。そう思ったら憎たらしいカラスもかわいそうに思えてきた。

家に帰ってこのことを夫に話したら、カラスに仲間意識などない。烏合の衆って言う言葉があるだろ、集まってるだけだ。カラスは雑食だから、きっとそいつも腹減って食い物を見つけてしめしめと思って横取りされないようにその場を動かなかったんだろうと、にべもなく言われてしまった。

そうなのかな…。
私には、必死になって動かなくなった相方を助けようとしているように見えたんだけどな。

キャブレター

2017-03-08 14:49:54 | 日記
車を購入するために夫とディーラーに行って話をしたときのこと。

そこのディーラーの営業マンは1か月前にパパになったばかりの人で、自分の車にチャイルドシートの心配をしなければならなくなったと嬉しそうに話していた。

もちろん今までお付き合いのあった他のメーカーのディーラーさんにも何度か足を運んで見積もりなども取ってもらったりはしていた。下取りやサービスのことを考えたら同じところから購入した方がめんどくさくなくていいと思っていたのだけれど、私がなんとなく夫と行ったそのディーラーさんに展示されていた車を選んでしまったというのは、夫が冗談交じりに言った言葉にもきっかけがあったかもしれない。

今まで乗っていた車に不満はない。モデルチェンジした二台を通算13年乗っているので愛着もある。なので、その選択もあったわけだが、夫がその新米パパの営業マンに言った言葉というのは
「出産祝いに1台買ってやろうか」
という言葉だ。もちろんその場では冗談だった。

でもその後あちこち車を見て回ったりもしたが、私が欲しいコンパクトカーはどこのディーラーさんも大体(値段的には)似たり寄ったりなので、どうせ買うならと夫の言った冗談交じりの言葉が思い出された。
夫はその営業マンのことを気に入っていた。
彼は無類の車好きで、営業ではあるが整備から何から何でもやると言っていた。昔は車屋さんに就職する人はやはり車が好きな人だったが、今は時代も変わりそんなに車に興味ない人や車のことをよく知らないでセールスだけやってる人もいるとのこと。

車好きな夫が最近出会った営業マンの中で唯一車を語れる相手が彼だったというわけだ。

その時もキャブレターの話で盛り上がっていて、私にはちんぷんかんぷんだったが、二十代の頃、イギリスの「クィーン」というバンドの曲で「アイム イン ラヴ ウィズ マイカー」という曲がとてもかっこよくて好きだった。その中にキャブレターが登場するのでエンジンの部品だというくらいは知っていた。ドラマーのロジャー・テイラーがハスキーな声で「車が大好き、彼女より車に夢中」というようなことを歌っていたと思う。二人の会話を聞いていてその曲を思い出した。
すると
「キャブ車は今は無いですね~。電子制御なのでキャブレターという言葉自体知らない人がいると思います」
とのことだった。

私にとっては、今聞いてもクイーンの曲は新しくてかっこいいんだけど、どちらももうはるかに過去の物だったんですね。