橋の上から空を見上げた。
秋の天気は変わりやすく、昨日の雨から今日は晴れて、ちぎれ雲が浮かび、空の色は深く美しかった。
ふと私は、年を取ってから空を空として見たことがあったろうかと考える。
今の空を今のものとして、今の季節を今の季節として見たことがあったろうかと考える。
秋になると夏を思い、夏になると春を思い、そうやって、今のことを見てこなかったような気がするのだ。
いつもそうだったような気がする。
ほんとうは、一番大切なのは今という時間なのに、いつか、そのうち…、そうやって過ぎてきたような気がする。
とうに自分を確立しているべき年なのに、くだらない噂話や他人の悪口に気持ちが荒ぶ。
くだらない争いごとやばかばかしい噂話に時間を費やしてもいい年齢ではなくなったのだ。
到達しなければ…、もうそんなに先は長くないというのに…。
秋の天気は変わりやすく、昨日の雨から今日は晴れて、ちぎれ雲が浮かび、空の色は深く美しかった。
ふと私は、年を取ってから空を空として見たことがあったろうかと考える。
今の空を今のものとして、今の季節を今の季節として見たことがあったろうかと考える。
秋になると夏を思い、夏になると春を思い、そうやって、今のことを見てこなかったような気がするのだ。
いつもそうだったような気がする。
ほんとうは、一番大切なのは今という時間なのに、いつか、そのうち…、そうやって過ぎてきたような気がする。
とうに自分を確立しているべき年なのに、くだらない噂話や他人の悪口に気持ちが荒ぶ。
くだらない争いごとやばかばかしい噂話に時間を費やしてもいい年齢ではなくなったのだ。
到達しなければ…、もうそんなに先は長くないというのに…。