優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

連想ゲーム?

2016-07-23 13:26:01 | 日記
認知症の相手は疲れる。
常日頃から「泣く子と認知症には勝てぬ」とあきらめてはいるのだが、不毛な会話の繰り返し。

「今日何日だ?」
どうせ聞いたってすぐ忘れるのにと思いつつ「23日ですよ」
「今日は雪降ったか?」
今、買い物に連れて行ったら、かんかん照りで暑いって自分で言ったじゃない…「今は夏だから雪は降らないと思うなあ」
「今日は何日だ?」
だから~「23日です」
「今日何月だ?」
23…、おっと、「7月だね」
「えっ!?6月だって?」
「7月ですね」
「7月23日と。」と言って姑は器用にテーブルの上に広げたティッシュペーパーにペンで書く。
ありゃ、ちゃんと覚えてたのか。やれやれもういいかな、と思った次の瞬間。

「今日何日だ?雨降ったか?」
「………」

身体介護が必要なわけではないので身体的に疲れることはないのに、会話してるだけでどっと疲れてくる。

でも、その中で私がくすっと笑えることがあるので、それこそ忘れないようメモしておこうと思う。
それは、どんどん物忘れが進んで言葉も出てこない姑が何を言ってるのか即座に連想することだ。
夫には連想ゲームか、と言われてる。

たとえば、食事中のこと。
「このレントゲンも食べた方がいいのか?」
(何っ?レントゲンを食べるだと?)
箸で抓んだのを見ると、それはホウレンソウ。
あぁ、なるほど『レン』つながりね。「はいはい、ホウレンソウ食べてね」

「水道食べさせてくれるって言ったのに、いつくれるんだべ」
ん?水道?…あっ、そういえば昨日義弟がスイカ持ってきてたな。『スイ』が共通してるし。
「どうぞどうぞ、スイカ食べたかったんですね」

でも今日は
「酢も飲んだから」
えっ?酢?酢のものはおろか酢なんて出してないけどな、と見るとジュースの事だった。
あら、今回はスなので一文字かぶりだったんですね。

この先どんな言葉が追加されるか、ちょっと楽しみ。



誕生日でもないのになぜかプレゼントが相次ぐ

2016-07-19 15:35:00 | 日記
先日、義母の家のエアコンのリモコンが作動はするんだけど液晶画面がおかしくなっているので、修理するより買い替えた方が早いとのことで、夫と、ちょうど帰省していた長男と三人で電気屋さんへ行った。

そこでついでに長男が、コーヒーメーカーを買ってくれるという。
家には長男が初給料でプレゼントしてくれたコーヒーメーカーがあるし、「壊れたわけでもないからいいよ」と言ったのだが、古くなったし使い勝手も良くないからもっといいやつを使った方がいいからとの言葉に甘えて買ってもらうことにした。そして二人であれこれ選んでいたら、リモコンの支払いをしてどこかにいなくなっていた夫が、ちょっと来て、と呼びに来た。

夫についていくと、そこは冷蔵庫売場。
サイズと値段でちょうどいいのがあったから見てみれば、とのことだった。
じつは去年あたりから私の周りで相次いで冷蔵庫が壊れて買い替えたという人がいて、しかも真夏だったので大変だったという話を聞いていたので、20年になる我が家の冷蔵庫も壊れてもおかしくないなとそろそろ買い替え時かなと思っていたのだ。
ただ夫が、壊れてもいないのに何で新しくするんだと反対するので、それもそうかなと我慢していたのだが、なぜだろう別に今日は冷蔵庫を買いに来たわけでもないのに、買う方向に流れが動いている。
ちょうどいいタイミングで店員さんが現れ、あれよあれよという間に冷蔵庫も買うことになった。しかも夫のカードで。(コーヒーメーカーは長男も自分のアパートで使うからと同じものを二台購入したので、もちろん割り引いてもらった)

しかも翌日、次男のアパートに行ったら「ちょうどよかった。お母さんにあげようと思ってたんだ」と言って、40年近く前に!好きだったプログレのバンドのCDをプレゼントされた。それはこの前次男と音楽の話をしたとき、40年も前のバンドも動画で見れるんだからすごい世の中になったねと私がそのバンドの話をしたからに違いない。

もう一つ、たった今宅急便屋さんがお届け物で~す、と持ってきたのは「腹筋〇ンダーコア」(^^;)
それは長男と買い物に行ったとき私が、「実はお母さんこれ買おうと思ってるのよね、でも、お父さんにどうせ三日坊主だからやめろって言われて躊躇してるんだ^^」と話したばかりで、送り主の名前を見たらやはり長男からだった。

なにこれ!口に出すと手に入る、みたいな魔法!

週末に新聞に掲載される、よく当たる(と私が思っている)「今週の運勢」を見直してみた。
きっと、欲しいものが手に入るとか書かれてるのかなと思ったら、そこに書かれていたのは「家族のきずなが強くなる」だった。「物」で絆は強くなるのではないだろうけど、その先にある気持ちが私に十分届いてるよ。ありがとう。

音楽談義する

2016-07-03 13:16:31 | 日記
県内に住む次男が先週末、「お父さんの誕生日に酒買ってきたよー」と帰省した。
あっ、まずい、忘れてた。
夫に誕生日おめでとう♪とメールし、次男に「ごめん、お父さんは東京出張で今日は兄さんのアパートに泊って来るから不在です」と言うと、そうなのかと休みを一日延ばしてくれて、めでたく昨日親子の酒盛りが出来た。

私も次男がいるうちに聞きたいことがあったので、たまに息子たちが帰省してくれるのはありがたい。
聞きたいことの一つは最近流行ってる音楽のこと。

基本的に洋楽好きなので私が今も聞いてるのは70年代か80年代の洋楽なのだが、それってもしかしたら自分は取り残された化石で、音楽シーンも様変わりしてて私が思ってるロックと言うジャンルはもう今はそうではないのかなと不安になっていたからだ。
でも、次男曰く「17歳の時に聞いていた音楽は一生聞き続ける」とのことなので、なるほどと思った。

次男は昔のハードロックとかヘビィメタルとかというよりオルタナティブかなと。なんじゃそれと言うと、まぁ簡単に言えばジャンルに捕らわれないって言ったらいいかな、ということらしいが、私の好きそうなのをとチョイスしてくれていろいろ聞かせてくれた。
それはメタルっぽい好きなやつだった。なんだ、やっぱり今も昔もそんなに変わってないんだと言うと、逆に俺が今聞いてるのは70年代の音楽だよと言う。

つまり、いい曲はいつの時代もいいと言うことで、クラシックなんかは永久に残っていくわけだし、私がいつも70年代の曲を聞いていたって別におかしいことでもなく、でも60代70代になってもヘビメタ好きでいられるかな、ということは私が実践してみないとわからない。