認知症の相手は疲れる。
常日頃から「泣く子と認知症には勝てぬ」とあきらめてはいるのだが、不毛な会話の繰り返し。
「今日何日だ?」
どうせ聞いたってすぐ忘れるのにと思いつつ「23日ですよ」
「今日は雪降ったか?」
今、買い物に連れて行ったら、かんかん照りで暑いって自分で言ったじゃない…「今は夏だから雪は降らないと思うなあ」
「今日は何日だ?」
だから~「23日です」
「今日何月だ?」
23…、おっと、「7月だね」
「えっ!?6月だって?」
「7月ですね」
「7月23日と。」と言って姑は器用にテーブルの上に広げたティッシュペーパーにペンで書く。
ありゃ、ちゃんと覚えてたのか。やれやれもういいかな、と思った次の瞬間。
「今日何日だ?雨降ったか?」
「………」
身体介護が必要なわけではないので身体的に疲れることはないのに、会話してるだけでどっと疲れてくる。
でも、その中で私がくすっと笑えることがあるので、それこそ忘れないようメモしておこうと思う。
それは、どんどん物忘れが進んで言葉も出てこない姑が何を言ってるのか即座に連想することだ。
夫には連想ゲームか、と言われてる。
たとえば、食事中のこと。
「このレントゲンも食べた方がいいのか?」
(何っ?レントゲンを食べるだと?)
箸で抓んだのを見ると、それはホウレンソウ。
あぁ、なるほど『レン』つながりね。「はいはい、ホウレンソウ食べてね」
「水道食べさせてくれるって言ったのに、いつくれるんだべ」
ん?水道?…あっ、そういえば昨日義弟がスイカ持ってきてたな。『スイ』が共通してるし。
「どうぞどうぞ、スイカ食べたかったんですね」
でも今日は
「酢も飲んだから」
えっ?酢?酢のものはおろか酢なんて出してないけどな、と見るとジュースの事だった。
あら、今回はスなので一文字かぶりだったんですね。
この先どんな言葉が追加されるか、ちょっと楽しみ。
常日頃から「泣く子と認知症には勝てぬ」とあきらめてはいるのだが、不毛な会話の繰り返し。
「今日何日だ?」
どうせ聞いたってすぐ忘れるのにと思いつつ「23日ですよ」
「今日は雪降ったか?」
今、買い物に連れて行ったら、かんかん照りで暑いって自分で言ったじゃない…「今は夏だから雪は降らないと思うなあ」
「今日は何日だ?」
だから~「23日です」
「今日何月だ?」
23…、おっと、「7月だね」
「えっ!?6月だって?」
「7月ですね」
「7月23日と。」と言って姑は器用にテーブルの上に広げたティッシュペーパーにペンで書く。
ありゃ、ちゃんと覚えてたのか。やれやれもういいかな、と思った次の瞬間。
「今日何日だ?雨降ったか?」
「………」
身体介護が必要なわけではないので身体的に疲れることはないのに、会話してるだけでどっと疲れてくる。
でも、その中で私がくすっと笑えることがあるので、それこそ忘れないようメモしておこうと思う。
それは、どんどん物忘れが進んで言葉も出てこない姑が何を言ってるのか即座に連想することだ。
夫には連想ゲームか、と言われてる。
たとえば、食事中のこと。
「このレントゲンも食べた方がいいのか?」
(何っ?レントゲンを食べるだと?)
箸で抓んだのを見ると、それはホウレンソウ。
あぁ、なるほど『レン』つながりね。「はいはい、ホウレンソウ食べてね」
「水道食べさせてくれるって言ったのに、いつくれるんだべ」
ん?水道?…あっ、そういえば昨日義弟がスイカ持ってきてたな。『スイ』が共通してるし。
「どうぞどうぞ、スイカ食べたかったんですね」
でも今日は
「酢も飲んだから」
えっ?酢?酢のものはおろか酢なんて出してないけどな、と見るとジュースの事だった。
あら、今回はスなので一文字かぶりだったんですね。
この先どんな言葉が追加されるか、ちょっと楽しみ。