優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

読書

2018-05-18 13:56:54 | 日記
他人から勧められた本を読んだのは本当に久しぶりだ。
そもそも、他人に勧められて本を読むのはあまり好きじゃない。
読む本は自分で選びたいから。

先日友人が「面白いから読んで」と言って貸してくれたのは辻村深月さんの「かがみの孤城」
今本屋さんに行くとあちこちに「今週のナンバー1」とポップが書かれて何冊も積まれている本だ。
女子中生が主人公というので若い人が読む本だと思っていたし、老眼になってから活字を追うのがめんどくさいと思っている私。
でも友人は読書家で私が宮沢賢治が好きなことやムーミン好きなことも知っているし、私の好きそうなジャンルだと言うので、それじゃぁ読んでみようかと思い借りてきた。

最初はいじめ問題で不登校になってしまった女の子が描かれ、いじめの問題は深刻な要素をはらみ苦しいので、私が好きそうなジャンルと言う意味が解らなかった。でも、文章のせいなのか素直に読むことができて、この年なのに中学一年生の女の子に感情移入出来ていることに驚き。そして後半からの怒涛の展開。バラバラになったパズルのピースが収まるべきところに回収されていく。すごいなと思った。

勧めてくれた彼女にはお礼を言おう。たまには他人の勧める本を読むのも悪くない。

本の中は虚構の世界。でもその虚構の世界を旅することができるのが読書なのだろう。

2 コメント

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Unknown (神崎和幸)
2018-05-19 23:44:56
こんばんは。

自分も「かがみの孤城」読みましたよ。
いい作品ですよね。
すべてが回収されるところが良かったです。
そのうえラストを素晴らしいと思いましたよ。
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Unknown (よもぎどり)
2018-05-23 20:57:03
神崎和幸さん、コメントありがとうございます。
時間、空間、事象が繋がった時、あっと息をのみました。
ラストも良かったですね。

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