今さら

この前友人と豚の薄切り肉を入れてスープを作る話をしていて
「豚肉は水から煮る」
と当然のことのように言うので
心の中で「えっ？」
と思ったが、もしかして私が間違ってるのかもと急に自信が無くなって適当に話を合わせてきてしまった。

確かに塊肉は火がなかなか通らないから水からじっくり煮ていくけど、薄切り肉は沸騰した水に入れるよね。

何十年も主婦をしてきてそんなこと今さら聞けないじゃないですか。
でも、そんな恥ずかしい今さらですがの質問にちゃんと答えてくれるけんさく先生がいるので、本当に私にとってパソコンは神様だ。
検索先生によるとやはり、薄切り肉はお湯、塊肉は水で正解のようだった。

ですが…、今日テレビを見ていたら今までの常識を覆すような調理法を紹介していて、例えばとんかつは温い油で揚げるとか。
私も冷凍食品に関しては、油で揚げる時に冷たい油からという方法を知ってから失敗しなくなったけど、とんかつを低温でというのはびっくりだった。

まぁ、自分の中で常識と思っていることでも一度見直してみることも必要だってことかな。

ユウレイが…

先日のこと
朝、キッチンで洗い物をしていたらカウンターの横で細い糸のようなものが動くのが視界に入った。
目をやると、アレだ。私が一番苦手なヤツ。生理的にムリなアイツだ。
一瞬身体が射すくめられたようにフリーズして心の中でギャー！と叫んだ。
ほんとに見るのも嫌なんです。
どうしよう、どうしよう。
見なかったことに…はだめだ！家の中にいること自体が恐ろしい。
なんとかしなければ、と一瞬目を離した隙にソイツはどこかに消えてしまった。
その後三日ほど経ったが姿を見せない。
でもどっかにいるはずだ。
夜寝ているときも、もしかしたら近くに来るんじゃないかと思うと怖くて何度も目が覚めた。

ところでソイツとはクモなんだけど、退治法とかあるかもしれないと思って調べてみることにした。
検索すると当然のことながら写真がいっぱい出てきて私にとっては、ホラー動画の閲覧注意どころの騒ぎではなかった。

最初、あんなに足が長いのでアシナガグモとかいう名前なのかなと思ってしらべてみると、アシナガグモは水辺に巣を張ることが多いということで違うものだった。
似た名前でアシダカグモという種類があって、これは家に居るらしいので調べてみたらゴキブリハンターの益虫だと書かれていた。でもこれはもともと南の方に生息するクモらしく積雪のある地方にはいないらしい。
画像で見てみたら（なんだか少しは慣れてきた感が…）クモの種類とは違うらしい足の長いヤツで、ザトウムシというのがいた。これは確かに子供の頃見たことあるヤツだけどクモだと思ってたら違う種類だったのか。あしながおじさんはこのザトウムシから来ているというのも初めて知った。でも、今家に居るヤツとはちょっと違う。足長という名前じゃないのか、と思っていたら同じような質問を見つけた。
そこでやっとユウレイグモという名前のクモであることが判明。家にいるのはイエユウレイグモらしい。
コバエを捕食し巣を張るということなので慌ててクモの巣がないか見まわしたがそれらしきものも発見できず今日に至る。

本当に、見るのも嫌なんです。そばにいると虫唾が走るというかとにかく嫌なんです。
でもね、なんかね、クモってヤツは(毒グモは別として)いいヤツなんだよね。
我が家は去年あたりからハエもカもいなかったんです。
もしかしたらア〇スノーマットやキンチョ〇ルを使わずに済んだのはヤツのおかげ？

悩み事

あるサイトの悩み相談にレスを書いているのだが、普段ボーっとしている頭がその時はとても充実しているので驚いている。
この人は何を求め何を言ってもらいたいのか。その人にどのような言葉でどのように書いてあげればいいか。
そんなことを考えながら文章を打っているとすごく充実感が得られるのだ。
もちろんカウンセラーでもないし、ひと様の悩み事にアドバイスなんておこがましいことこの上ないのだが。

まず相談者の文章を繰り返し読む。
何回か読んでいると、問題となっている核が見えてくる。
悩みを解決する糸口が実は相談者の気付かない他のところにあったりするので、そのことに気付くよう質問したりする。
アドバイスなんかしなくても、当の本人が気付いてくれるので、私はただ話を聞いてあげるだけなのだが。

これが電話だったらそうはいかない。なにしろ私は口下手なので思っていたことの半分も言えないと思う。
そしてこのことが私の悩みでもあるということに、今気付いた。
話の上手な人に憧れる。
例えば(偏見かもしれないけど)大阪の人。
打てば響くあの会話のやり取りに憧れている。
でも、どう練習したらいいのかな。


…と書いていて、悩み事ってほんと様々だねって思った。
私も悩み相談してみようかな。