優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

同じ映画を二度楽しめる

2021-03-12 16:05:19 | 日記
若い時に観た映画。
その当時から30年以上は経っている。
これはいい映画だった、とても感動した、ということは覚えているのだが、今観ると私が思っていたのと違うのでびっくりしてしまう。

昔私はよく息子たちに「お母さんは前に観たやつでも内容忘れてるからお得だよね(二度楽しめるから)」と言われていたから、そういうことなのか?内容忘れて思い違いしてたからその映画のイメージと違っててびっくりなのか?
そういったことも無いとは言えないが、どうも原因は他にもあるのではないか。
どうやら私は今回、その映画の主人公ではなく主人公の年老いた親に感情移入していたようだ。

子供の時からアニメの「サザエさん」を見ていて最初は自分はワカメちゃんだった。それがサザエさんになりいつの間にかフネさんになったとき見るのをやめた(笑)ということもあるから、年を重ねると誰に感情移入して観るかが違ってくるのだろう。そして主人公の一生が描かれるような映画では、子供時代や若い主人公の気持ちももちろんよくわかるし、主人公が年老いてからの場面ではなお一層心に染み入ることになるので、前に観た時には気付けなかったことを知ることができたのだろう。年を重ねるということはそういうことなのだろう。
「同じ映画を二度楽しめる」というのは二度どころではない。青春時代には青春時代の、中高年時代には中高年時代の、老年時代には老年時代の見方があるので、良い映画は何度でも。