優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

暴風雪波浪警報発令中

2012-12-26 08:15:04 | 日記
昨夜はゴーゴーと音を立てて吹く風が、ときおり狂ったように激しく家を揺らし、恐ろしくて眠れずうつらうつらしていたので夜が明けたのにも気がつかなかった。

それもそのはず、朝なのにカーテンを開けても真っ暗。窓という窓にびっしり雪がついていて、外が見えない。
昨夜からの風雪は弱まるどころか、雷までもが不気味に轟いている。
ここのところ連日のように雪が降り、ここは雪国とはいえ豪雪地帯ではないので、このくらいで悲鳴を上げていてはもっと大変なところの人に申し訳ないのだが、全く今日のような天気だと街の機能さえ危ぶまれるくらいだ。
とにかく除雪しないことには車も使えないので外に出てみると、鉛色の空と外の景色は一体になっており、何も色がない。

季節鬱という言葉があるらしいが、どうにも私は天気鬱らしい。
このような天気の日は暗く心が沈んでしまい、きっと何か恐ろしいことが起こるに違いない、出かけると絶対に嫌な事が起こる、と気持ちが悪い方へ悪い方へと向いてしまうのだ。鬱病の人はこういった気持ちが四六時中続いてしまうんだろうな。

雪山で遭難する人の気持ちを味わいながら除雪を終え家に入ると、携帯にメールが届いて「○市に気象警報が発表されています」
今さらかよ…
この天気予報のお知らせメール、登録やめようと思う。役に立たないもん。

美味しいねの一言で

2012-12-23 15:08:18 | 日記
最近気付いたことがあります。

次男のことです。
子供の頃は、普通に食べ物の好き嫌いはありましたが、なんとかクリアしてきて今はほとんどありません。

家で食事をしているとき、彼は必ず言います。
「あっ、この焼き肉おいしいね」
「このカレーすごくうまい」
「この野菜、名前なんて言うの?おいしいよね」
というように、おいしいと思ったときは必ず言葉にして言ってくれるのです。
おいしいと思わないときは黙って食べていたり、少ししょっぱ過ぎるねとか言うので、口に合わなかったんだろうなということがわかります。

面白いもので、作っている人間というのはそういう評価を聞くと張り合いがあり、もっとおいしいと言ってもらえるものを作ってあげようという気になるものです。

そういえば、今は一人暮らしをしている長男も、学生のころ友達の家で食事をご馳走になったりしたとき、私がその家の人にお礼の言葉を述べると、よく言われていました。
「○クン、きっと、いい旦那さんになるよ~」
え?と思い理由を尋ねると、
「だって、○クン、おいしいです、って食べてくれるのよ。お料理出してほめてくれて、おいしい、おいしいって食べてくれるんだもの、絶対、いい旦那さんになるわよ」

思ってもいなかった理由にその時は、へぇ…?
と思ったものですが、今になって次男の「おいしいね」という言葉に、あぁ、そういうことか~(だから、旦那のおかずより息子の方にサ-ビスしちゃいたくなるわけだ)と納得しているしだいであります

今日の出来事

2012-12-14 14:17:38 | 日記
訪問介護を利用して一人暮らしをしているお年寄り。
今日、いつもの時間に訪問したが鍵がかかっており、チャイムを鳴らしても応答がない。
○さ~ん!裏に回って声をかけるが、し~んとしており物音もしない。
いや~な予感。
以前お風呂場で亡くなっていた利用者さんがいたから。
事務所に電話をして市内に住む娘さんに連絡をしてもらい、30分ほどして娘さんが駆けつけた。


「おかあさん!おかあさん!」
娘さんは半泣き状態である。
普段は冷たい娘さんでもやはり自分の母親だもの、仕事を放り投げて急いで来たに違いない。
娘さんの後ろに続いて、部屋に入ると
「あぁ、助かった」とその割に元気な声がして、その人はベッドの上に寝ていた。

「どうしたのよ!」
娘さんは、そう言ったきりへなへなとその場で動けなくなっていた。

どうも運が悪いことが重なって、数日前にベッドの柵を交換し、慣れていなかった。
いつもは寝るときはベッド脇に電話を持ってくるのだがその日に限って忘れたため、電話を手にすることができなかった。
電動ベッドのリモコンのスイッチを間違えて頭部を上げたつもりで足部を上げていた。
毛布が足元にからまってしまった。など、朝から3時間、起き上がろうとしてもできなかったという事であった。

絡まった毛布を除けて、ベッドを平らに直し、他に異常はないか点検し、不自由ではあるがいつもどおりに動ける様子を確認する。

「びっくりしたよぉ、救急車呼ばなきゃいけないかと思ったよ。でも、変わりないし大丈夫だね。娘さんが来てくれて良かったね」
身内と違って私は冷静なもんだ。

でも、娘さんは無事だと分かってからも言葉も出ないほど立ちすくんでいた。
その日は亡くなった父親の命日だったので、連れて行かれたのかと思ったと。

私が冷静でいられるのは第三者の立場だからだろうな。
ま、事なきを得てよかった。