優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

選挙権

2016-03-20 11:07:19 | 日記
18歳選挙権の導入で、今年は夏に参院選があると言うことだから誕生日を迎えた人は在学中に投票できることになる。

高校時代は本人の自覚と努力次第で、将来についての可能性は限りなく開けている訳だから、自分の頭でいっぱい物を考え教養を身につけるべき時だと思う。幸いなことにすぐそばには疑問を持ったら教えを乞うことのできる先生もいるわけだから、人生の中で勉強をする環境が整っている時代と言えよう。

選挙権が18歳以上に引き上げられるのを踏まえ、高校生の政治活動をどうとらえるかと言う問題がある。
我が県では原則として学校への届け出は不要だが、最終的には各校の判断に任せるということらしい。
他県では事前の届け出を義務化するところもあるということだから、我が県教委は、生徒を信頼してますよ、思想信条の自由を尊重していますよ、的な判断でそれはよかったと思うのだが、私がちょっと危惧しているのは、果たしてどれだけの高校生が自分の頭で考えて判断できるだけの教養を身につけているかということだ。
自分自身の高校時代のことを考えてみたが、まず勉強もあまりできる方ではなかったので自分というものに自信がなく他人の意見に左右されやすい人間だったと思う。ある人の意見を、その通りだと思って聞き、次の人の反対意見を聞くと、なるほどそうだと思うような、一瞬で考えが変わってしまう、いい加減な人間だったと思う。
だからきっと私などは直前の授業で先生が(先生だって人間だ、いくら中立的立場と言え話の端々に見え隠れするものがないとは限らない)言ったことで思想信条は大幅に変わるに違いない。もちろん大人以上に立派な高校生が大勢いるのは分かるが、私のような馬鹿な高校生を、手ぐすね引いて政治活動に参加させようと待ち構えている団体がいるだろうなと、穿った考えを持ってしまう。

高校生の皆さんにはどうか他人の意見に左右されるのではなく自分の頭で考え、判断し、清き一票を投じていただきたいと思います。