八月である。
夏祭りが始まる。
お祭に行かなくなって何年になるだろう。
年をとると、そんな人ごみの中にわざわざ出かけようなんて気力も体力もなくなってしまうわけだが、
あることを境に復活する日が来る。
それは、孫の誕生である。
職場の同僚たちは子供たちが早くに結婚しているので、この時期は忙しい。
息子や娘が夏休みの孫を連れて来るからだ。
海、山、夏祭り・・・
じーちゃんばーちゃんは、孫のお守に駆り出される。
なんだかんだ言ってても、孫のことは別格らしい。
「何が欲しいの?ばーちゃんが買ってあげるから」
息子や娘も実家に来た時は、普段自分たちでは買わない一ランク上の食べ物の名前を孫に言わせる。
孫のために使うお金は惜しくないらしい。
あんたたちね、この間までお姑さんが自分の子供に、食事の前なのに甘いものをあげると言って怒ってたよね。
・・・こうやって、歴史は繰り返されていくのだな・・・。
夏祭りが始まる。
お祭に行かなくなって何年になるだろう。
年をとると、そんな人ごみの中にわざわざ出かけようなんて気力も体力もなくなってしまうわけだが、
あることを境に復活する日が来る。
それは、孫の誕生である。
職場の同僚たちは子供たちが早くに結婚しているので、この時期は忙しい。
息子や娘が夏休みの孫を連れて来るからだ。
海、山、夏祭り・・・
じーちゃんばーちゃんは、孫のお守に駆り出される。
なんだかんだ言ってても、孫のことは別格らしい。
「何が欲しいの?ばーちゃんが買ってあげるから」
息子や娘も実家に来た時は、普段自分たちでは買わない一ランク上の食べ物の名前を孫に言わせる。
孫のために使うお金は惜しくないらしい。
あんたたちね、この間までお姑さんが自分の子供に、食事の前なのに甘いものをあげると言って怒ってたよね。
・・・こうやって、歴史は繰り返されていくのだな・・・。