優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

うれしいできごと

2010-11-12 22:24:04 | 日記
なんだろう…。

私にとっての喜び、このうれしさは…

今から二年前、ある掲示板で目にした文章。
彼は孤独だった。
彼は掲示板の中に救いを求めていた。
彼の書く文章は他者を受け入れることができずに、尖っていた。
家族をも排し、友人にも心を開けず、その叫びは痛々しかった。

コメントしてくれる人からは共感はもらえず、ますます彼の孤独は深まって行った。

でも私には、彼の心の闇の中にある光が見えたのだ。
何とかして彼にその光に気づかせてあげたかった。

掲示板を通して何回か話をし、その後メールで話すようになった。

彼からのメールは悲痛な叫びだった。

人は皆、誰かに認めてもらいたいという欲求がある。
誰からも認めてもらえなかったとしたら、それはつらく悲しいことである。
たとえたった一人でも、
君は間違ってなんかいないよ、大丈夫、君のことちゃんとわかっているから、
そう言ってもらえたなら、辛く苦しいことがあっても、頑張れるのだ。

孤独な人間を一人でも減らすことができれば、という思いは、ある事件をきっかけに私の中で芽生えた感情である。

私は名誉も地位もないただの主婦である。
でも、ネットを通してなら私にもできることがあるのではないかと思ったのだ。

毎日毎日、進展が無い内容でも、彼はメールをくれた。
一年が経過したころ、ほんの少しだが彼のメールに変化があった。
まず、あれほど恨んでいた両親に対する気持ちが変化し出したのだ。
彼は私の長男と同じ年齢なので、両親もおそらく私と同じくらいの年だと思う。
子供を思う親の愛は無償の愛であるということをわかってもらいたかった。
あんなに頑なだった彼の気持ちが、少しずつやわらかくなって行ったという感触が確かにあった。

それからまた半年が過ぎるころ、彼は初めて異性を好きになった。
私もうれしかったが、彼自身も、自分が人を好きになれるなんてと喜んでいた。

そして二年になろうとしている今日、彼からうれしいメールが届いたのだ。
私に対する「ありがとう」の言葉を書いたメールだ。

なんだろう…。
私のこのうれしさは。

忘れる

2010-11-11 23:32:48 | 日記
仕事帰り、晩御飯の買い物をして帰ろうとしたら、スーパーの前の道路が工事中で工事車両が邪魔だったので、無理してそこで買わなくても他にいこうと通り過ぎた。

次に通るスーパーは、ボーっとして通り過ぎちゃったので、引き返すのもめんどくさいし、まぁ、今日は冷蔵庫にあるもので何とかしようと、結局買い物はあきらめて帰宅した。

家の中に入って、テーブルの上を見ると、なんと!財布がおいてあるではないか…!

そうなんですね、私は今日出かけるとき、財布を忘れて行ったのでした(-0ー;)

ひゃー、レジに並んでなくてよかったー。

帰宅するまで気がつかないとは、私もよっぽどおめでたい人間だな…。

映画を観る

2010-11-07 14:21:53 | 日記
映画館に行かなくなって何年になるだろう。

小学生のころ、親に連れて行ってもらったあの不思議な空間。
一般家庭に冷房というものがなかった時代なので、夏休みに行く映画館は涼みに行くといった意味合いもあったと思う。
ウオルト・ディズニーの映画だったように思うが、映画そのものの記憶はほとんどないけれど、母親が冷房が効きすぎて風邪をひいては大変と、映画に行くときはバスタオルを用意するのが常だった。

そして、中学生のころ初めて友達同士で、文部省推薦ではない映画を見に行くときのちょっとしたスリル。
なんだかちょっぴり大人になったようで、初恋の相手はスクリーンに映し出される異国のスターだった。

高校生になっても、デートと言えばまず映画にいくことくらいしか思いつかないような、そんな時代であった。
仲のよい友達が、「ジェレミー」という映画の主人公の男の子に夢中になって、同じ映画を7回くらい見に行っていた。そのうちの3回は私がつき合った。

大学生になると、学割で見られるのも今のうちという思いから、名画座でいろんな映画を見まくった。
あのころ見た「スターウォーズ」、まさかあの恐ろしげなダースベイダーの少年時代を描いた何作目かの作品を、それから何年かして自分の子供と一緒に観ることができるとは、その感慨もひとしおであった。

それからまもなく、ビデオの普及により各地の映画館は次々に閉鎖されていくことになり、ビデオに変わりDVDそしてさらにブルーレイへと変遷していくわけだが…

今日は、無料動画配信サイトで戦争映画を観た。

戦争映画なんて、映画館で上映されていたにしても絶対に見に行こうとは思わなかったろうし、もちろんレンタルショップでだって気にも留めなかったろう。解説されていた内容が気になって観てみようと思ったのだが、この映画に気がついてよかった。

…二つの意味で、いい時代になったと思った…。

照れる

2010-11-03 22:00:54 | 日記
今週の初め、出勤の時間になったので車のエンジンをかけたら、シュ・シュ・シュ・シュという力の無い音がするだけで、エンジンがかからない。

再度試してみるがエンジンはかからない!

ええっ!?もう一度やってみるが、一向にかかる気配がないのである。

あぁ!間に合わない!万事休す!

てなわけで、まだ家にいた夫と息子に
「何とかしてくれー!」と叫んで、私は走った。

(走っていけるとこなら車使うなよーー;という突っ込みは無しで)

…という内容を、あるサイトのダイアリーに書いた私。

サスペンス映画の主人公の気分が味わえたというお笑いネタにして。

追っ手から逃げるため車に乗り込んだ主人公が、なぜかエンジンがかからずパニックになるという、あのシーンですよ。
殺人鬼やゾンビや、迫りくる恐怖に、きゃー!…みたいなやつね。

その内容を、夫に読んでもらいたくて
「読んで、読んで^^」
と言うと夫は興味ないらしく、無視されてしまった。

その翌日、ありがたいことにコメントを書いてくれた人がいたので
「アナタは読んでくれなくても、ちゃんと読んでくれてコメント書いてくれる人がいるんだからねっ」
と言うと、
「ふん、そんなどうでもいい話にわざわざコメントつけてくれるなんて、どんだけ奇特な人なんだ」
と言いながら目を通してくれた。

でも、実は私が夫に自分のダイアリーを読ませようとしたのには、ある目的があったのだ。

夫に読んでもらいたかったのはこの部分である。

>万事休す。もう時間はない。幸いなことに行き先は歩いてもいける距離(なら車使うなってことになるけど)まだ家にいた夫と息子に、何とかしてくれー、とまる投げして、私は走った。

>その後夫が、何度か挑戦して、暖気して普通にかかるようになったとメールをくれた。(こんなときは頼れる夫^^;あの時間だと自分は会社に遅刻してるよね、ごめん)

そうなんですよ。すごく有難かったんですが、なんだかすなおにありがとうを言えない性格なんですよね。

ややこしい性格でごめんなさい^^