優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

キャブレター

2017-03-08 14:49:54 | 日記
車を購入するために夫とディーラーに行って話をしたときのこと。

そこのディーラーの営業マンは1か月前にパパになったばかりの人で、自分の車にチャイルドシートの心配をしなければならなくなったと嬉しそうに話していた。

もちろん今までお付き合いのあった他のメーカーのディーラーさんにも何度か足を運んで見積もりなども取ってもらったりはしていた。下取りやサービスのことを考えたら同じところから購入した方がめんどくさくなくていいと思っていたのだけれど、私がなんとなく夫と行ったそのディーラーさんに展示されていた車を選んでしまったというのは、夫が冗談交じりに言った言葉にもきっかけがあったかもしれない。

今まで乗っていた車に不満はない。モデルチェンジした二台を通算13年乗っているので愛着もある。なので、その選択もあったわけだが、夫がその新米パパの営業マンに言った言葉というのは
「出産祝いに1台買ってやろうか」
という言葉だ。もちろんその場では冗談だった。

でもその後あちこち車を見て回ったりもしたが、私が欲しいコンパクトカーはどこのディーラーさんも大体(値段的には)似たり寄ったりなので、どうせ買うならと夫の言った冗談交じりの言葉が思い出された。
夫はその営業マンのことを気に入っていた。
彼は無類の車好きで、営業ではあるが整備から何から何でもやると言っていた。昔は車屋さんに就職する人はやはり車が好きな人だったが、今は時代も変わりそんなに車に興味ない人や車のことをよく知らないでセールスだけやってる人もいるとのこと。

車好きな夫が最近出会った営業マンの中で唯一車を語れる相手が彼だったというわけだ。

その時もキャブレターの話で盛り上がっていて、私にはちんぷんかんぷんだったが、二十代の頃、イギリスの「クィーン」というバンドの曲で「アイム イン ラヴ ウィズ マイカー」という曲がとてもかっこよくて好きだった。その中にキャブレターが登場するのでエンジンの部品だというくらいは知っていた。ドラマーのロジャー・テイラーがハスキーな声で「車が大好き、彼女より車に夢中」というようなことを歌っていたと思う。二人の会話を聞いていてその曲を思い出した。
すると
「キャブ車は今は無いですね~。電子制御なのでキャブレターという言葉自体知らない人がいると思います」
とのことだった。

私にとっては、今聞いてもクイーンの曲は新しくてかっこいいんだけど、どちらももうはるかに過去の物だったんですね。

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