竹林と巨石の丘

2021-01-16 17:32:24 | 山行
低山縦走シリーズⅡ『安威団地のバス停から千提寺口のバス停まで』
(その3)M's Cafe→巨石の丘

民家が途切れてすぐ、巨石の丘という場所があることを示す立札を見つけた。
巨石の丘ってなんだろう。
距離は350mとある。
自然歩道からは外れるが、それくらいなら寄り道してもいいか。
様子を見に行く事にした。



脇道に入ると一人が通れる幅の山道で、ようやく山行きらしくなった。
足元の落ち葉は湿り、大晦日に降った雪がうっすら残っている場所もある。
冬だなあ。
倒木が幾度も行く手を塞ぎ、腰を最大限に低くしてくぐり抜ける。



竹林の横を何度か通過するが、荒れているのが気になる。
竹って倒れてるとなんでこんなに荒涼として見えるんだろう。
雑木林に倒木があっても気にならないのに、竹が横向きになってると心が波立つ。



きっとまっすぐ立ってるイメージが強いからなんだろうな。
荒れた杉林を見ても同じような気分になるから、そうなのだろう。
それにしても巨石の丘はまだか?
結構歩いたぞ。
ここまで来たからには引き返す気にはならず、先に進むのみ。



道端に大きめの岩を見かけるようになってきた。
これは前兆なんだろうか。
と、とうとう到着したようだ。
「巨石で瞑想」と書かれた立札が現れた。
矢印指す方向を見ると、木々の間にまあるい大きな岩がいくつも並んで存在した。
これかあ。



岩は土に埋まっているわけでなく、地表にポンと置いてあるように見える。
こんなに角が取れた石だから露頭とは思えず、どこからかここに運んだと言うことなのだろうか。
周りに遺跡があるようでもなし、なんでこんな山の中に持ってきたのか…。
整然と意味ある形に並んでいるようには見えないので、自然発生的なものなのだろうか。



しかし、巨石の丘とはうまく名付けたな。
岩と言うより巨石というその語感に誘われた訳だが、まあその名の通りの場所だったので、失望することなくてよかった。
たいして期待していた訳ではなかったので、寄り道した甲斐があったというものだ。
観光地でもなく説明書きがあるような場所ではないので、疑問符が頭の上にいくつも浮かんだままだが、謎を解くすべもなくその場を後にした。





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