熊本市にも路面電車が走っていた。
いろんな町に旅しているが、結構各地に路面電車というのは残っているのだなあと気付かされる。
その日と翌日の宿は熊本駅から路面電車で何駅か乗った先の、花畑町にあるビジネスホテルに連泊である。
駅前から最初に乗った電車は欧風の2両連結のものだった。
驚いたことに車掌さんが乗っていた。
車掌さんがいたのはその電車だけだったので、時間帯によるのか、2両連結タイプだからなのかは不明。
普通は後ろ乗り前降りなのだが、車掌さんが後ろの車両に乗っているので後ろからも降りられ、混んでたので助かった。
宿に荷物を置いて夕食に街へ出た。
これまでの3泊は夕食付きだったが、この熊本市での2泊は自分で夕食を食べる場所を探さねばならない。
花畑町は繁華街で飲み屋は選び放題と思っていたが、GWの祝日で行く店行く店予約で満席。
我々以外にも夕食難民が何組も熊本の街を彷徨っているようだった。
6軒目くらいでようやく空席のあるお店に出会えた。
店内の雰囲気は洋風なのだが、メニューは魚メインの居酒屋。
魚メインなのに、辛子蓮根や一文字ぐるぐるなんていう食べたことのない熊本の郷土料理を頼んでしまった。
辛子蓮根はもっと辛いのかと思ったが、カラシは多分味噌と合わされていて程よい辛さ。
一文字ぐるぐるはどんなものか知らずに注文した。
出てきたのは茹でた青い菜葉を固く巻きつけて酢味噌を乗せたものだった。
食べるとパリポリと歯応えよく、酢味噌がよく合って美味しい。
菜葉はワケギだそうだ。
あと食べたのは天草大王。
流石にこれはなんだと聞いてみたら、熊本の地鶏だそう。
旨味たっぷりで美味しかった。
翌日も祝日。
夕方、遊び先から市内に帰ってきて、宿に一度戻るかどうか検討。
昨日と同じ状況になるのは目に見えていたので、熊本駅内にあるお店で早い時間に食べることにした。
そこは焼酎の「白岳しろ」を扱う炉端焼のお店で、しろのキープボトルが壁にいっぱい並んでいた。
しろは全国区の焼酎なので何度も買ったことがあるが、球磨焼酎の一つで熊本のお酒ということまでは覚えていなかった。
銀しろ、金しろなんて種類があった。
金しろのロックを注文したのだが、とても口当たり良く、水割りではないのかと聞き直したくらいだった。
食べ終えて市電で宿へと帰る。
滞在中合計四度乗ったが、市電の運転手、車掌さんはどの方も皆親切だった。
車内が混雑していると、後から乗る人が入れるよう奥に進んでくれるよう放送し、カーブが近づくとどちらに曲がるか教えてくれ、停車場では降り損ねている人がいないか確認してくれる。
これは一例で、その他料金支払い時の注意点などお客さんが困らないよう、きめ細やかに情報を与えてくれる。
三度目の乗車時、経験したことの無い、驚き感心した出来事があった。
雨の路面が素敵で、運転席のすぐ後ろで前方の写真を撮っていた。
するとバックミラーに映っていたのだろう、信号で停車中に運転手さんが「ドアの前のスペースに入って撮影しても大丈夫ですよ」と声をかけてくれたのだ。
いやいや、そこまで気を遣っていただかなくてもと恐縮してしまった。
熊本市電、安心して乗れる素晴らしい交通機関である。
いろんな町に旅しているが、結構各地に路面電車というのは残っているのだなあと気付かされる。
その日と翌日の宿は熊本駅から路面電車で何駅か乗った先の、花畑町にあるビジネスホテルに連泊である。
駅前から最初に乗った電車は欧風の2両連結のものだった。
驚いたことに車掌さんが乗っていた。
車掌さんがいたのはその電車だけだったので、時間帯によるのか、2両連結タイプだからなのかは不明。
普通は後ろ乗り前降りなのだが、車掌さんが後ろの車両に乗っているので後ろからも降りられ、混んでたので助かった。
宿に荷物を置いて夕食に街へ出た。
これまでの3泊は夕食付きだったが、この熊本市での2泊は自分で夕食を食べる場所を探さねばならない。
花畑町は繁華街で飲み屋は選び放題と思っていたが、GWの祝日で行く店行く店予約で満席。
我々以外にも夕食難民が何組も熊本の街を彷徨っているようだった。
6軒目くらいでようやく空席のあるお店に出会えた。
店内の雰囲気は洋風なのだが、メニューは魚メインの居酒屋。
魚メインなのに、辛子蓮根や一文字ぐるぐるなんていう食べたことのない熊本の郷土料理を頼んでしまった。
辛子蓮根はもっと辛いのかと思ったが、カラシは多分味噌と合わされていて程よい辛さ。
一文字ぐるぐるはどんなものか知らずに注文した。
出てきたのは茹でた青い菜葉を固く巻きつけて酢味噌を乗せたものだった。
食べるとパリポリと歯応えよく、酢味噌がよく合って美味しい。
菜葉はワケギだそうだ。
あと食べたのは天草大王。
流石にこれはなんだと聞いてみたら、熊本の地鶏だそう。
旨味たっぷりで美味しかった。
翌日も祝日。
夕方、遊び先から市内に帰ってきて、宿に一度戻るかどうか検討。
昨日と同じ状況になるのは目に見えていたので、熊本駅内にあるお店で早い時間に食べることにした。
そこは焼酎の「白岳しろ」を扱う炉端焼のお店で、しろのキープボトルが壁にいっぱい並んでいた。
しろは全国区の焼酎なので何度も買ったことがあるが、球磨焼酎の一つで熊本のお酒ということまでは覚えていなかった。
銀しろ、金しろなんて種類があった。
金しろのロックを注文したのだが、とても口当たり良く、水割りではないのかと聞き直したくらいだった。
食べ終えて市電で宿へと帰る。
滞在中合計四度乗ったが、市電の運転手、車掌さんはどの方も皆親切だった。
車内が混雑していると、後から乗る人が入れるよう奥に進んでくれるよう放送し、カーブが近づくとどちらに曲がるか教えてくれ、停車場では降り損ねている人がいないか確認してくれる。
これは一例で、その他料金支払い時の注意点などお客さんが困らないよう、きめ細やかに情報を与えてくれる。
三度目の乗車時、経験したことの無い、驚き感心した出来事があった。
雨の路面が素敵で、運転席のすぐ後ろで前方の写真を撮っていた。
するとバックミラーに映っていたのだろう、信号で停車中に運転手さんが「ドアの前のスペースに入って撮影しても大丈夫ですよ」と声をかけてくれたのだ。
いやいや、そこまで気を遣っていただかなくてもと恐縮してしまった。
熊本市電、安心して乗れる素晴らしい交通機関である。