心と身体がよろこぶ“気功養生”

「養生気功塾」のお知らせ、気功の魅力、気功養生法、気功の生活術をメインに、日々のあれこれも書いています。

立秋(食習慣)

2014-08-06 09:40:30 | 季節の話(二十四節気他)

8月7日は「立秋」です。

 

秋と言えば・・・いろいろありますが…

食欲の秋!!と言われ、食欲が出てくる時期ですね!

いろいろなものの収穫時期でもありますからね!

 

そこで・・・中国の立秋の食習慣の話題です。

 

「人民網」さまより

 中国で「立秋」は季節折々の重要な節句の一つ。3千年以上も前から、古代の人々は「立秋」の日に秋を迎えるためのさまざま儀式を執り行った。中国では今でもこの日に、夏場に衰えた体力を取り戻すために肉などを食べる「貼秋ビャオ」(ビャオは月へんに票)と呼ばれる習慣や、気候が涼しくなるようにという意味を込めて西瓜を食べる「咬秋」という習慣が残っている。

 夏場の最も暑い季節には、食欲不振に陥りやすい。そのためこの季節に少し痩せる人も少なくない。痩せると当然「補う」必要がある。「補う」ために、「立秋」の日に「貼秋ビャオ」(貼という中国語には「補う」という意味がある)、つまり肉などのごちそうを食べるのだ。この日、中国の一般家庭では、煮込んだ肉や豚のひじ肉などを食べる。こだわりのある家庭なら、豚肉をゆでて冷やしたものを唐辛子醤油で食べる「白切肉」(パイチーロゥ)や豚の角煮などを食べる。さらにこの日に餃子を食べたり、土地の神様を祭ったり、トウキササゲの葉を髪に挿したりする習慣もある。 

 このように、立秋の季節に、中国の人々はユニークに富む儀式を行って、健康を祈ったり、魔除けをして病気の回復を願ったり、五穀豊穣を願ったりする。

 立秋の養生

 「立秋」は初めて秋の気配が現れてくる頃とされているが、暦の上ではこの日が暑さの頂点となる。そのため、この時期「早寝早起き」や「辛い物を控え酸味のある物をたくさん食べる」など、生活習慣や食習慣にも気を配る必要がある。

 中医学では、「人体は自然界の一部であり、人体は自然界より多大な影響を受ける」という考え方があり、立秋後、自然界の「陽の気」が弱まってくるため、人も「陽の気」(人体を活動させるのに必要なエネルギー)を養生する準備を始めなければならないとされている。その準備の一つに「早寝早起き」がある。なぜなら、中医学では早寝は陽の気の収斂(しゅうれん、絞ってあつめる)に順応し秋の陰の気を養い、早起きによって、肺の気を広げさせ、夏に取り込んだ体内の陽の気を維持してくれるとされているからだ。また秋の時期に早起きすれば、血栓形成のリスクを下げることができ、脳血栓など血栓が血管を閉塞して起こる病気の予防にも一定の効果を期待できる。一般的に秋の季節には夜9時から10時の間に就寝し、早朝5時から6時の間に起床するのがよいとされている。

 就寝前には心陽(心臓の動き)を高めるとされている、蓮の実、百合根を氷砂糖などと共に煮て作ったスープ、アワと赤ナツメで作ったお粥、片栗粉かリュウガン(龍眼)を水に入れて煮たものなどを食べると、健康に良い。また足湯をすると寝付きやすい。

 立秋後は気温も下がり始め、体力の消耗も少しずつ軽減され、食欲が回復してくる。そのため、栄養補給に最も適した時期でもある。この時期、夏に消耗した体力を回復させるためには「旬」の食べ物を科学的に摂取しなければならない。この際原則になるのは「辛い物を控え酸味のある物をたくさん食べる」である。ネギ、ショウガ、ニラ、トウガラシなど辛味のある物に加え、刺激の強い物、揚げ物、お酒、膨化食品(ポン菓子)なども控え、酸味のある果物や野菜をたくさん食べると肝臓によい。

 さらに忘れてはいけないのは「秋のウリ科の果物は下痢のもと」ということである。立秋後、スイカやメロンをたくさん食べると脾臓の陽の気が虚衰する恐れがあるので、禁物。

 

もうひとつ、 「福新楼」さまより

 夏バテ予防の習慣 
日本で聞かれなくなった言葉に「三伏(サンプク)」があります。一年で一番暑いとされる立秋を挟んだ七月中旬から八月上旬の期間のことです。初伏、中伏、末伏と十日間ずつに分かれ、中国と韓国ではこの期間に暑気払いの食習慣があります。中国では「餃子、麺、餅と玉子焼き」を順に食べ、韓国では「鶏と高麗人参スープ(サムゲタン)」等のスタミナ食を食べて精を付けます。三伏は平安時代に日本へも伝わってはいるのですが、その習慣が定着していないのは、日本独特の暑気払い「土用の丑」の食習慣が生まれたからだと言われています。「土用の丑」は江戸時代の蘭学者・平賀源内が作り出したもので、夏にウナギが売れないと鰻屋に相談された源内は、店頭に「本日、土用の丑」という看板を店先に出して客の目を引き大繁盛させたことによります。


そんなお料理ですが…

右のブックマークにもある、勝又あや子さんのブログ「 新・北京。おいしい生活。」さまに

おいしそうなお料理とともに上記の習慣が紹介されています!

【北京の食文化】貼秋[月票]

【北京の食文化】頭伏餃子、二伏麺、三伏烙餅攤鶏蛋

おいしそうですね!!


いつもながら・・・

立秋の養生は以前の日記を参考にしてください。

立秋


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