新しい筆をおろそうと、未使用の蒔絵筆を整理、確認したところ、大阪の角岡製が22本ありました。15年ほど前に仕入れた筆で、一年で一本消費するとすれば、あと20年以上使える計算ですが、実際は大事に使うと、一本につき2年から3年くらいは健全に使うことができます。
蒔絵筆を扱う漆屋さんの話では、材料となる太い玉毛(猫の毛)の筆は皆無で、これならという筆は、この10年は作られていないのだそうだ。
しかしそれでも商売だから、ナイロン製の代用品の筆を置いているが、漆の含みとか、腰の強さでは、全く違うとのことです。
弘法筆を選ばずと言いますが、あれは真っ赤なウソ。私にとって、筆は大切なお宝です。
駒の写真集
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