2012-0825-man0700
万葉短歌0700 かくしてや0635
かくしてや なほや罷らむ 近からぬ
道の間を なづみ参ゐ来て 大伴家持
0635 万葉短歌0700 ShuB618 2012-0825-man0700
□かくしてや なほやまからむ ちかからぬ
みちのあひだを なづみまゐきて
○大伴家持(おほともの やかもち)=題詞原文には、「大伴宿祢家持」。第403歌参照。
【編者注】題詞は、大伴家持が娘子の(家の)門まで来て作った歌一首。娘子(をとめ)は「架空の女性」、と依拠本。
【訓注】かくしてや(如此為而哉)。罷らむ(まからむ=将退)。なづみ(煩)。