2018-0521-man2829
万葉短歌2829 衣しも2641
衣しも さはにあらなむ 取り替へて
着ればや君が 面忘れてある ○
2641 万葉短歌2829 ShuF444 2018-0521-man2829
□ころもしも さはにあらなむ とりかへて
きればやきみが おもわすれてある
○=出典未詳。
【編者注】「譬喩」(2828~2840、13首)の第2首。女。左注(読下し)に、「右の二首は、衣(きぬ)に寄せて思ひを喩(たと)ふ。」
【訓注】さはにあらなむ(多在南)[04-0485(長歌)人多 国尓波満而(ひとさはに くににはみちて)、10-2271蟋多 鳴屋前(こほろぎさはに なくやどの)、など]。着ればや(きればや=著者也)。面忘れてある(おもわすれてある=面忘而有)。