2019-1009-man3384
万葉短歌3384 葛飾の3129
葛飾の 真間の手児名を まことかも
我れに寄すとふ 真間の手児名を 〇
3129 万葉短歌3384 ShuG328 2019-1009-man3384
□かづしかの ままのてごなを まことかも
われによすとふ ままのてごなを
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3353-3428、76首)の第32首。男。
【訓注】葛飾(かづしか=可都思加)[下総国(後掲3387参照)の郡名]。真間(まま=麻末)[「千葉県市川市真間(まま)付近の地。江戸川の東、国府台(こうのだい)の南側の崖下にあたる。往古はこの辺まで海が入り込んで入江をなしていた。」(『万葉集事典』]。手児名(てごな=手児奈)。我れ(われ=和礼)。真間の手児名(ままのてごな=麻末乃弖胡奈)[下記注]。
【依拠本注-手児名】女への愛称。「手児」(3485)ともども東国語であったと思われる。・・・仕事主のまわりにあって何くれと手伝う人を「お手子(てこ)」という。
【編者注-真間の手児名】03-0431(長歌、題詞)可豆思賀能麻末能弖胡(かづしかの ままのてご)、(本歌)勝壮鹿乃 真間之手児名(かつしかの ままのてごな)、3384麻末能手兒奈、麻末乃弖胡奈、3385麻万能手児奈。
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