万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3896 家にても3621

2021年03月11日 | 万葉短歌

2021-0311-man3896
万葉短歌3896 家にても3621

家にても たゆたふ命 波の上に
浮きてし居れば 奥処知らずも  ○

3621     万葉短歌3896 ShuI022 2021-0311-man3896

□いへにても たゆたふいのち なみのうへに
  うきてしをれば おくかしらずも
○=作者未詳。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第7首。旅人傔従等羇旅悲傷歌十首の第7首(ただし、依拠本の付番は9)。
【訓注】家(いへ)。たゆたふ命(たゆたふいのち=多由多敷命)[下記注]。
【編者注-たゆたふ】集中5か所に出現。02-0196(長歌)大船 猶預不定見者(おほぶねの たゆたふみれば)、07-1089海原 絶塔浪尓(うなはらの たゆたふなみに)、11-2738大船乃 絶多経海尓(おほぶねの たゆたふうみに)、11-2816天雲之 絶多不心(あまくもの たゆたふこころ)、17-3896家尓氐母多由多敷命。



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