2015-1022-man1908
万葉短歌1908 春されば1742
春されば 水草の上に 置く霜の
消につつも我れは 恋ひわたるかも ○
1742 万葉短歌1908 ShuE333 2015-1022-man1908
□はるされば みくさのうへに おくしもの
けにつつもあれは こひわたるかも
○=未詳。
【編者注】題詞は「寄霜」。「春相聞(10-1890~1937、四十七首)」の第19首。
【訓注】春されば(はるされば=春去者)。水草(みくさ)。我れは(あれは=我者)。恋ひわたるかも(こひわたるかも=恋度鴨)。