万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌0805 常磐なす0735

2012年12月05日 | 万葉短歌

2012-1205-man0805
万葉短歌0805 常磐なす0735

常磐なす かくしもがもと 思へども
世の事理なれば 留みかねつも  山上憶良

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ときはなす かくしもがもと おもへども
  よのことなれば とどみかねつも
山上憶良(やまのうへの おくら)=左注は「筑前国守山上憶良」。第34歌、第63歌参照。
【編者注】第804歌(長歌「哀世間難住歌一首并序」)への反歌。長歌と合わせて、世間は常住すべくもなく、老いて嫌われるのは哀しい、と詠う。左注に「於嘉摩郡撰定」とあるところから、以上の長短三群は嘉摩三部作と呼ばれる。
【訓注】[真名仮名全対応]常磐(ときは=等伎波)。かくしもがも(加久斯母何母)。世の事理(よのこと=余能許等)。



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