万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3846 法師らが3581

2021年01月21日 | 万葉短歌

2021-0121-man3846
万葉短歌3846 法師らが3581

法師らが 鬢の剃り杭 馬繋ぎ
いたくな引きそ 法師は泣かむ  ○

3581     万葉短歌3846 ShuH514 2021-0121-man3846

□ほふしらが ひげのそりくひ うまつなぎ
  いたくなひきそ ほふしはなかむ
○=作者未詳。
【編者注】第2部(3816-3854、三十九首)の第31首。男。題詞に、「戯(たはぶれて)嗤僧(ほふしをわらふ)歌一首」。 
【訓注】法師ら(ほふしら=法師等)[「<法師>は字音語。漢語。仏法の師。・・・集中この一群に見えるのみ」。『日本書紀』には多出。<ら>は・・・気兼ねのないことを示す」]。鬢(ひげ)[「頬ひげ」。下記注]。
【編者注-ひげ】集中に4か所。05-0892(長歌)比宜可伎撫而(ひげかきなでて)、16-3835鬚無如之(ひげなきがごとし)、-3846鬢乃剃杭(ひげのそりくひ)、20-4408(長歌)之良比気乃宇倍由(しらひげのうへゆ)。『漢字ペディア』電子版には、髭(シ、くちひげ)・鬚(シュ、あごひげ)・髯(ゼン、ほおひげ)の三字が「ひげ」で、鬢(ビン)は「耳ぎわの髪の毛」。



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