2015-0103-man1602
万葉短歌1602 山彦の1463
山彦の 相響むまで 妻恋ひに
鹿鳴く山辺に ひとりのみして 大伴家持
1463 万葉短歌1602 ShuD683 2015-0103-man1602
□やまびこの あひとよむまで つまごひに
かなくやまへに ひとりのみして
○大伴家持(おほともの やかもち)。原文では「大伴宿祢(すくね)家持」。03-0403歌参照。
【編者注】題詞は「大伴宿祢家持鹿鳴(ろくめいの)歌二首」、その第1首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第92首。
【訓注】山彦(やまびこ=山妣姑)。相響むまで(あひとよむまで=相響左右)。妻恋ひ(つまごひ=妻恋)。