2013-0421-man0951
万葉短歌0951 見わたせば0861
見わたせば 近きものから 岩隠り
かがよふ玉を 取らずはやまじ 笠金村
0861 万葉短歌0951 ShuC350 2013-0421-man0951
□みわたせば ちかきものから いはがくり
かがよふたまを とらずはやまじ
○笠金村(かさの かなむら)=第953歌左注には「笠朝臣金村」。第231歌、364歌参照。なお第950歌【編者注-作者】参照。
【編者注】「五年戊辰(つちのえたつ)[神亀五年(728)]に、難波(なには)の宮に幸(いでま)す四首」の第二首。
【訓注】見わたせば(みわたせば=見渡者)。かがよふ玉を(かがよふたまを=加我欲布珠乎)。