2021-0122-man3847
万葉短歌3847 壇越や3582
壇越や しかもな言ひそ 里長が
課役徴らば 汝も泣かむ ○
3582 万葉短歌3847 ShuH514 2021-0122-man3847
□だにをちや しかもないひそ さとをさが
えだちはたらば いましもなかむ
○=作者未詳。
【編者注】第2部(3816-3854、三十九首)の第32首。男。題詞に、「法師報(ほふしが こたふる)歌一首」。
【訓注】壇越(だにをち)[「施主・旦那・・・仏に供物を布施する檀家の人びと」]。里長(さとをさ=五十戸長)[「五十戸を<里>とし、その長を<里長>という。村長」]。課役(えだち=課伇)[「調(みつぎ)と労役とをいう。<役(やく)立つ>」。<伇>は、は音yìで、古くは<役>yìに同じ(『漢典』)]。徴らば(はたらば)[「<徴る>は租税や課役を徴発する意・・・」]。
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