2012-0621-man0636
万葉短歌0636 我が衣0571
我が衣 形見に奉る 敷栲の
枕を放けず まきてさ寝ませ 湯原王
0571 万葉短歌0636 ShuB554 2012-0621-man0636
□あがころも かたみにまつる しきたへの
まくらをさけず まきてさねませ
○湯原王(ゆはらの おほきみ)=第375歌参照。
【編者注】「湯原王亦贈歌二首」の第二首。
【訓注】我が(あが=余衣)。奉る(まつる)。敷栲(しきたへ=布細)。枕を放けず(まくらをさけず=枕不離)。まきて(巻而)。さ寝ませ(さねませ=左宿座)。